こんばんは。
ATN(=アートテラーニュース)の時間です。
『女性自身』や『月刊ギャラリー』、
読売新聞の夕刊や中高生新聞をはじめ、
多数の連載を抱えているアートテラーのとに~氏。
実は、昨年10月より、「カオスなWEBマガジン」を自称する、
日々の生活に『面白い』をちょい足しするWEBマガジン・ケムールにて、
新たな連載をひっそりとスタートさせていたことが判明しました。
その連載タイトルは、『点灯者たち -LIGHTERS in It’s a small Kawaii world-』。
とに~氏が今推しているアーティストの皆さまに、
オリジナルのライターケースを作ってもらうという企画とのことです。
一体どういう内容なのか、とに~氏に直撃取材してきました。
「昨年、ひょんなことから、ケムールに関わることになりまして。
さまざまなクリエイターが、オリジナルのライターケース作る連載企画、
『It's a small Kawaii world』を刷新するにあたって、白羽の矢が立ったのです。
ライターケースと言われても、非喫煙者ゆえに、
自分は人生で一度もライターケースを必要としたことはなく、
最初オファーがあった際には、やんわりとお断りさせて頂きました。
しかし、その後も熱心にオファーをくださいまして。
僕の頭にパッと往年の深夜番組が思い浮かびました。
それは、谷原章介さんがMCを務めていた『ニューデザインパラダイス』。
身の回りに有る物のデザインを、
一流のデザイナーやクリエイターが、
新たにデザインし直し、社会をより豊かにしようという番組です。
自分が大学生の時にもっともハマっていたあの番組っぽいことを、
20年近くの時を経て、こういった連載という形で実現できるのであれば、
きっと、あの頃の自分が少しは喜んでくれるに違いない。
最終的には、そんな理由でお引き受けさせて頂くことにしました。
記念すべき初回には、現代美術家のENAさんにオファー。
その結果、とんでもないライターケースが爆誕しました(笑)。
ENAさんがだいぶ場を荒らしたので(←?)、
第2回目は、ちゃんとオリジナリティは発揮しつつも、
フォーマットは守ってくれそうなアーティストのMomoさんにオファー。
期待以上の素敵な作品を生み出してくれました。
第1回、第2回と女性が続いたので、
第3回は男性作家にご協力を仰ぐことに。
今もっとも推している若手作家にご協力いただきました。
第4回目には、旧知の仲である版画家にオファー。
キャリア初となる小品作りに挑んでくれました。
そして、最新回となる第5回では、
「日動画廊」が主催する若手の登竜門“昭和会展”において、
2019年に最高賞である昭和会賞を受賞した松本亮平さんにダメもとでオファー。
個展が2つも控えていてお忙しい中、快くお引き受け頂きました。
しかも、完全新作を制作頂きました。
これまで5人のアーティストにご協力頂いて。
まず全員が口を揃えて仰っていたのは、
「こんな無茶ぶりは初めてですよw」ということ。
しかし、無茶ぶりであるにも関わらず、
「やったことないけれども、面白そうです!」と、
どのアーティストも前向きに、しかも、全力で取り組んでくださいました。
そんなアーティストの全力の遊び具合が、
この企画のもっとも核となる部分だと思っています。
これからもいろんなアーティストに、無茶ぶりをしていく所存です(笑)
ちなみに。
オリジナルのライターケースが、
ある程度の数、出来上がったなら、
それらを披露する展覧会ができたらなぁ。
夢は広がる限りです!」
最新回は、3月の中旬くらいにアップされる予定とのこと。
どんなアーティストが登場するのか、楽しみですね。