Quantcast
Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5005

カップヌードルミュージアム

$
0
0

本日は、かねてより、ずっと気になっていたカップヌードルミュージアムへ。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-カップヌードルミュージアム


その楽しさから、子供たちに大人気のミュージアムとのことですが。
日ごろカップヌードルにお世話になっている僕の方が、
カップヌードルミュージアムを楽しむことが出来る自信があります (←何の張り合い?)


ではでは、入館料の500円を払って、展示室へと向かいましょう。
この大階段を上れば、展示室です。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大階段


まず、最初に待ち受けていたのは、インスタントラーメン ヒストリーキューブというコーナー。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-インスタントラーメン


1958年に発売された 「チキンラーメン」 。
ここから、インスタントラーメンの歴史は始まります。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-チキンラーメン


それが、年々進化を重ねていき・・・

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-進化  アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-進化


現在では、年間約800種類の新商品が発売されるほどに。
このコーナーには、なんと3000点ものインスタントラーメンのパッケージが展示されているそうなのですが。
ゴチャゴチャ感じるどころか、むしろスッキリと感じられたのは、
人気アートディレクター・佐藤可士和さんが、展示の総合プロデュースを務めているからでしょう。
そのセンスは、さすがの一言でした。

このコーナーには、懐かしいインスタントラーメンは、もちろん。
「えっ、こんなのあったの?!」 という驚きのインスタントラーメンもたくさんありました。

例えば、こちらは、タッチのカップラーメン。
あだち充先生何やってんすか (笑)

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-タッチ


そして、 『北斗の拳』 のラオウとラ王、ある意味で夢のコラボ。
原哲夫先生何やってんすか (笑)

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-原哲夫


商品化に至った理由が謎だったのが、トミーズとのコラボインスタントラーメン。
おそらく、日清の黒歴史に違いない。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-トミーズ


ちなみに、黎明期には、こんなインスタントラーメンも。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-黎明期


スパゲニーって・・・。
レモンがいっぱいの冷めんって・・・。


たくさんの日清製品を目にした後は、
カップヌードルの生みの親・安藤百福の生涯をCGアニメーションで紹介する百福シアターを観賞 (14分) 。
“カップヌードルって、すごいでしょ” 的な内容では無くて、
安藤百福のクリエイティブな発想力に迫る内容のムービーでした。

この後、展示は、さらに、さまざまなインタラクティブアートで、
安藤百福のクリエイティブな発想力に迫る内容となっていきます。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-クリエイティブ  

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-シアター  アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-森


ここに来て、ようやく、このカップヌードルミュージアムが、
単なるカップヌードルの歴史を展示するミュージアムなのではなく。
カップヌードルを生み出した安藤百福の・・・

“クリエイティブシンキング=創造的思考”

を体感しながら学ぶミュージアムであることが判明!
どうりで大人よりも子供たちのほうが、楽しめるわけです。納得。


さてさて、一通り、クリエイティブシンキングを体感した後は、
このミュージアム最大の目玉とも言えるマイカップヌードルファクトリーへ。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-マイカップヌードルファクトリー


こちらは、世界でひとつだけのオリジナルカップヌードルを作ることができる工房なのです。
まずは、自動販売機にて、カップを買います (1食300円・消費税込)

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-自動販売機


カップを購入したら、よ~く手を消毒してから、
オリジナルのカップをデザインする作業に入ります。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-デザイン


う~ん。何を書こう。
クリエイティブシンキングの片鱗が見えてきません (笑)

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-カップヌードル


悩みに悩んだ末に、少しでもカップヌードルを高級に見せようと、
フェルメールの 《真珠の耳飾りの少女》 を描くことにしました。
フェルメールの美術展のミュージアムグッズとして、いかがでしょう (笑) ??

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-フェルメール
(日付を間違えて書いてしまったため、軽く怒られましたw)


パッケージが完成したら、麺を入れてもらい、
スープ (4種類から1種) とトッピング (12種類から4種) を自分で選びます。

$アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-トッピング

その組み合わせは、なんと合計5460通りになるのだとか!
悩みに悩んだ末、僕がオーダーしたのは、こんなカップヌードル。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-カップヌードル


オーソドックスな醤油味のアップヌードルに、
炭火焼チキン、チェダーチーズ、キムチ、ガーリックチップをトッピング。
普通に食べたいものを選んでしまったので、
フェルメール展のミュージアムグッズという設定は、もはやどこかに行ってしまいました。
食欲には勝てません (笑)

そして、最後は、きっちり密封してもらって、出来上がり!!

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-カップヌードル


正真正銘、世界にひとつだけのオリジナルカップヌードルです。
いやぁ、もったいなくて、食べられませんf^^;
(賞味期限は、1ヶ月です)


ちなみに。
マイカップヌードルファクトリーのお隣には、チキンラーメンファクトリーが。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-チキンラーメンファクトリー


こちらは、小麦粉を捏ねるところからスタートする本格的な体験教室。
要予約となっていますので、体験したい方は事前予約をオススメいたします。


この他にも、小学生を対象にしたカップヌードルパークというアスレチック施設があったり、
世界の麺料理を300円というお得な価格で楽しめるNOODLES BAZAARというフードコートがあったり、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-  アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-NOODLES BAZAAR


と、お客さんを楽しませるべく、
実に、いろいろと考えられたミュージアムでした。
決して、施設自体は、インスタントではありません。
星星


ただ、一つ難点を挙げるのならば、一人で訪れるには、少々気恥ずかしいことでしょうか。
マイカップヌードルファクトリーで、

「何名様ですか?あっ、お一人様ですね」

というやり取りが何度もあったので、
あまり一人で行く人は、いないのでしょうね。
まぁ、確かに、自分自身、

“一人で来るんじゃなかったなぁ (誰かと来たかったなァ)”

と、何度も感じてしまいました。
何ともせつない 「REAL」 です。





10位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在14位ダウン
皆様、下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!

Blogランキングへ   にほんブログ村 美術ブログへ


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5005

Trending Articles