武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の “中ザワヒデキ展 脳で視るアート” に行ってきました。
正直なところ・・・
「まぁ、入館料が100円だしね~」
と、あまり期待を込めずに訪れたのですが、
この美術展を観賞した後は、すっかり中ザワヒデキさんのアートの虜に
こんなにもオモロいアーティストを紹介してくれてありがとう!!
武蔵野市立吉祥寺美術館には、感謝感謝です。
ではでは、中ザワヒデキさんについて、簡単にご紹介を。
中ザワヒデキさん (1963年~) は、元眼科医という異色の経歴を持つ現代美術作家。
ポスターに使用されている 《シリョクヒョウ》 という作品は、
美術の道に進むべきか。それとも、眼科医の道に進むべきか。
そんな人生の岐路に立たされた中ザワ青年が生み出したアート作品。
人生の岐路という人生の重大な場面で、
その状況を逆手にとって (?) 、アート作品を生み出してしまうとは!
中ザワヒデキさんは、ただものではありません。
しかし、これは、ただものではない中ザワさんのアート作品の中では、まだ序の口。
彼は、他にも、こんなアート作品も生み出しています↓
一見すると、単なるビビットで幾何学的な抽象画。
でも、そのようにしか見えないうちは、このアート作品を、 ‘本当に’ 見たことにはなりません。
《灰色絵画 #4(シアン、マゼンタ、イエローによる)》 という作品タイトルが付けられているように、
実は、灰色一色に見える ‘はず’ の絵画作品なのです。
・・・・・どういうことでしょうか?
この作品に使われてるシアン、マゼンタ、イエローの3色は、
ランダムに配置されているような気もしますが、実は同じ量だけ使われています。
つまり、この作品は、理論上では、網膜から脳に送られるときには、灰色一色として認識する絵画なのです。
(カラー印刷の灰色が、シアン、マゼンタ、イエローの3色の同数のドットから構成されているのと同じ理屈)
ぶっちゃけ、 「だからなんなんだ!」 という感じもしますが (笑)
こういう頭のイイ人が考えるくだらないアート作品が、僕は好きです。
しかし、この 《灰色絵画 #4(シアン、マゼンタ、イエローによる)》 のさらに上を行く、
究極の頭のイイ人が考えるくだらないアート作品が、こちら↓
・・・・・・・・・・・ちょっと何だかわからないでしょうから。
一部拡大。
「あれっ、これって脳波計じゃない?」
と思った方、正解です。
しかし、厳密には正解ではありません。
これは、中ザワヒデキさんが、
脳波計を使って絵を描いた 《脳波ドローイング第二〇番》 という立派なアート作品。
普通の画家は、筆や鉛筆を手に持って絵を描きます。
でも、そのためには、脳内でイマジネーション活動することが先だっているはずです。
そこで、中ザワさんは、考えました。
「だったら、脳波で描いちゃえばよくね?」
と。
脳で思い描いたものを、手に伝達させて線を引く通常のドローイングではなく、
頭に電極を取りつけ、手を使うことなく脳波計で線を引くのが脳波ドローイング。
この前代未聞のおバカな発想のために、中ザワヒデキさんは、
数週間引きこもって修行を重ね、ついに脳波をコントロールする術を習得したのだとか!
そして、その技術でもって描かれたのが、
先ほど紹介した 《脳波ドローイング第二〇番》 というわけです。
きっと読者の中には、
「いやいや、とりあえず脳波計を付けて出てきたものを、中ザワさんが作品と言ってるだけでしょ (苦笑)」
という疑惑をお持ちの方もいらっしゃるでしょうが。
実は、これらの脳波ドローイング作品は、府中市美術館にて公開制作されたもの。
衆人環視の中で、見事に、脳波をコントロールして描いた作品なのです。
会場には、 《脳波ドローイング第二〇番》 以外の脳波ドローイング作品も展示されていますので、
いかに中ザワさんが、脳波でさまざまなパターンを描き分けているのかがわかります。
この作品のために、スゴいんだかスゴくないんだか、よくわからない技術 (画法?) を会得した中ザワさん。
この技術があれば、アート界だけでなく、スパイ界からもスカウトされそうな気がします (笑)
10位以内を目指して、ランキングにご協力をお願いします!
正直なところ・・・
「まぁ、入館料が100円だしね~」
と、あまり期待を込めずに訪れたのですが、
この美術展を観賞した後は、すっかり中ザワヒデキさんのアートの虜に
こんなにもオモロいアーティストを紹介してくれてありがとう!!
武蔵野市立吉祥寺美術館には、感謝感謝です。
ではでは、中ザワヒデキさんについて、簡単にご紹介を。
中ザワヒデキさん (1963年~) は、元眼科医という異色の経歴を持つ現代美術作家。
ポスターに使用されている 《シリョクヒョウ》 という作品は、
美術の道に進むべきか。それとも、眼科医の道に進むべきか。
そんな人生の岐路に立たされた中ザワ青年が生み出したアート作品。
人生の岐路という人生の重大な場面で、
その状況を逆手にとって (?) 、アート作品を生み出してしまうとは!
中ザワヒデキさんは、ただものではありません。
しかし、これは、ただものではない中ザワさんのアート作品の中では、まだ序の口。
彼は、他にも、こんなアート作品も生み出しています↓
一見すると、単なるビビットで幾何学的な抽象画。
でも、そのようにしか見えないうちは、このアート作品を、 ‘本当に’ 見たことにはなりません。
《灰色絵画 #4(シアン、マゼンタ、イエローによる)》 という作品タイトルが付けられているように、
実は、灰色一色に見える ‘はず’ の絵画作品なのです。
・・・・・どういうことでしょうか?
この作品に使われてるシアン、マゼンタ、イエローの3色は、
ランダムに配置されているような気もしますが、実は同じ量だけ使われています。
つまり、この作品は、理論上では、網膜から脳に送られるときには、灰色一色として認識する絵画なのです。
(カラー印刷の灰色が、シアン、マゼンタ、イエローの3色の同数のドットから構成されているのと同じ理屈)
ぶっちゃけ、 「だからなんなんだ!」 という感じもしますが (笑)
こういう頭のイイ人が考えるくだらないアート作品が、僕は好きです。
しかし、この 《灰色絵画 #4(シアン、マゼンタ、イエローによる)》 のさらに上を行く、
究極の頭のイイ人が考えるくだらないアート作品が、こちら↓
・・・・・・・・・・・ちょっと何だかわからないでしょうから。
一部拡大。
「あれっ、これって脳波計じゃない?」
と思った方、正解です。
しかし、厳密には正解ではありません。
これは、中ザワヒデキさんが、
脳波計を使って絵を描いた 《脳波ドローイング第二〇番》 という立派なアート作品。
普通の画家は、筆や鉛筆を手に持って絵を描きます。
でも、そのためには、脳内でイマジネーション活動することが先だっているはずです。
そこで、中ザワさんは、考えました。
「だったら、脳波で描いちゃえばよくね?」
と。
脳で思い描いたものを、手に伝達させて線を引く通常のドローイングではなく、
頭に電極を取りつけ、手を使うことなく脳波計で線を引くのが脳波ドローイング。
この前代未聞のおバカな発想のために、中ザワヒデキさんは、
数週間引きこもって修行を重ね、ついに脳波をコントロールする術を習得したのだとか!
そして、その技術でもって描かれたのが、
先ほど紹介した 《脳波ドローイング第二〇番》 というわけです。
きっと読者の中には、
「いやいや、とりあえず脳波計を付けて出てきたものを、中ザワさんが作品と言ってるだけでしょ (苦笑)」
という疑惑をお持ちの方もいらっしゃるでしょうが。
実は、これらの脳波ドローイング作品は、府中市美術館にて公開制作されたもの。
衆人環視の中で、見事に、脳波をコントロールして描いた作品なのです。
会場には、 《脳波ドローイング第二〇番》 以外の脳波ドローイング作品も展示されていますので、
いかに中ザワさんが、脳波でさまざまなパターンを描き分けているのかがわかります。
この作品のために、スゴいんだかスゴくないんだか、よくわからない技術 (画法?) を会得した中ザワさん。
この技術があれば、アート界だけでなく、スパイ界からもスカウトされそうな気がします (笑)
10位以内を目指して、ランキングにご協力をお願いします!