~前回までのあらすじ~
え~、国宝ハンターのとに~です。
日本全国にある国宝すべてを見ることに、1年半前からチャレンジしています。
私が、これまでに観た国宝の数は、実に、320件!
これは、国宝の約3分の1を観たという計算になります。
え~、結構、観ています。
今回は、前回に引き続き、都内での国宝ハンティングの模様をお送ります。
順調に見えた国宝ハンティングでしたが、今回、ある小さな事件が起こってしまいました。
果たして、その事件とは?
国宝ハンターのとに~でした。
先月に引き続き、今月も都内は、国宝月間 (?)
都内の各美術館で、国宝が展示されています。
例えば、静嘉堂文庫美術館で開催中の “曜変・油滴天目 -茶道具名品展-” では、
《曜変天目茶碗》 (ジャンル:工芸品) が出展中。
日本を代表する茶碗の中の茶碗だけあって、その品格・美しさは、文句なしに国宝級です。
《曜変天目茶碗》 は、世界に3点しか存在しておらず、
その3点すべてが日本にあり、しかも、3点すべてが国宝とのこと。
つまり、あと2つの国宝 《曜変天目茶碗》 が、この先に待っているのですね。
また、根津美術館で開催されていた “新春の国宝那智瀧図 仏教説話画の名品とともに” では、
鎌倉時代 13~14世紀 根津美術館蔵
《絹本著色那智滝図》 (ジャンル:絵画) が出展されていました。
こちらも、静嘉堂文庫美術館の 《曜変天目茶碗》 に引けを取らない逸品。
こんな名品が、都内にいながらにして、目に出来るだなんて!
静嘉堂文庫のコレクションを築いた岩崎親子と、
根津美術館のコレクションを築いた根津嘉一郎さん様々です。
そして、何と言っても、国宝ハンター大注目の展覧会が、
東京国立博物館で開催されている特別展 “書聖 王羲之” です。
こちらには、個人蔵の 《真草千字文》 (ジャンル:書跡・典籍) をはじめ、
・京都国立博物館蔵の 《世説新書巻第六残巻》 (ジャンル:書跡・典籍)
・東京国立博物館蔵の 《世説新書巻第六残巻》 (ジャンル:書跡・典籍)
・東京国立博物館蔵の 《秋萩帖》 (ジャンル:書跡・典籍)
・文化庁蔵の 《宋高宗書徽宗文集序》 (ジャンル:書跡・典籍)
と、数々の国宝が出展されています。
これは、一挙大量ゲットのチャンスです。
会期は、1月22日からということもあり、早くゲットしたいところでしたが。
前回も触れたように、あえて本日までスルーしていました。
というのも、前期 (~2/11) で紹介されていた国宝 《趙子昂書〈与中峰明本尺贖/(六通)》 は、
すでに、第二十八話でハンティング済。
かれこれ1年半、国宝ハンターを続けてきたおかげで、
1点の国宝のために、前期と後期の両方に行かねばならないという事態を回避できました ε-(´▽`) ホッ
というわけで、 《搨王義之書(孔侍中帖)》 が出展されるのを待ってからトーハクへ。
(注:このロケは、2月13日に行われました)
・・・・・・・・・・あれ?
会場を隅々まで探せども、 《搨王義之書(孔侍中帖)》 の姿は無し。
「おかしいなぁ。《搨王義之書(孔侍中帖)》 って、2月19日から出展されるはずなのに・・・」
(注:このロケは、2月13日に行われました)
「今日から展示するんじゃなくなったのかなぁ??」
(注:このロケは、2月13日に行われました!)
「・・・・・・・って、今日は、2月19日じゃなくて、2月13日じゃん!」
(注:だから、このロケは、2月13日に行われました!)
日々、いろんなことに追われ過ぎて、
日にちを一週間間違えるという大ポカをやらかしてしまいました。
《搨王義之書(孔侍中帖)》 も出展されていなければ、
《趙子昂書〈与中峰明本尺贖/(六通)》 も出展されていない。
あえて前期をスルーしたのに、
むしろ一番国宝が少なく展示されている時に訪れてしまったのです。
(↑国宝ハンターのくせに!)
そのあまりのショックに、膝から崩れ落ちそうになりました。
誰か、コンドロイチンをください。
今現在の国宝ハンティング数 327/1085
国宝ハンターは、ランキングにも挑戦中!
(皆様のおかげで現在7位まです!ありがとうございます!!)
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第五十話 国宝ハンター、崩れ落ちる!
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