「何を今さら?」 感が、ハンパないですが。
今年も、ぐるっとパスを愛用しています。
2013年度版は、対象となる施設が、昨年の75施設から77施設へとパワーアップ!
2つの施設が、その対象施設に仲間入りしたのです。
そのうちの一つが、五島美術館。
せっかく仲間入りしてくれたのは嬉しいのですが・・・。
半年前に、年額4000円を払って、美の友会に入会してしまいました。。。
ぐるっとパスの対象施設になると知っていれば、入会しなかったものを (泣)
そして、もう一つの新対象施設は、パナソニック 汐留ミュージアム。
五島美術館の美術展も、パナソニック 汐留ミュージアムの美術展も鑑賞出来て、お値段は据え置き。
ぐるっとパスは、アート鑑賞ライフの頼もしい味方です。
・・・・・と、ひとしきり、ぐるっとパスを褒め称えたところで。
今年から、新対象施設となりましたパナソニック 汐留ミュージアムへ行ってきました。
今年で開館10周年の節目を迎えるパナソニック 汐留ミュージアム。
それを記念して開催されているのが、 “幸之助と伝統工芸” という美術展です。
美術展のタイトルにもある 『幸之助』 とは、
もちろん坂崎幸之助のことではなく、パナソニック株式会社の創業者である松下幸之助のことです。
「経営の神様」 と称されているだけに、
松下幸之助の経営者としての面ばかりが取り沙汰されている気がしますが。
実は、松下幸之助には文化人としての面もありまして。
若い時から、絵画や工芸作品などの美術品を収集したり、
公益社団法人日本工芸会などの団体の役員を務めたり、と、文化支援活動を続けていたのだそうです。
今回の美術展では、そんな文化人・松下幸之助をフィーチャーし、
初出品作品約60点を含む幸之助ゆかりの工芸作品約90点を、前中後期の3期に分けて紹介しています。
三輪休和(十代休雪) の 《萩茶碗》 や、
北大路魯山人の 《備前焼餅 平鉢》 、
森口華弘による 《駒織縮緬地友禅訪問着》 など、
同時代の作家や工芸家の方の作品ばかりかと思いきや・・・
江戸時代の 《黒茶碗 銘 閑談》 のようなビンテージ (?) 茶器もあり、見応えは十分。
しかも、それらの工芸品を、モダンに、かつスタイリッシュに展示されているので、一見の価値アリです。
・・・・・ただ、鑑賞中に、ずーっと感じていたのは、
「東京国立近代美術館の工芸館とテイストが、ちょっとカブってるなぁ」
ということ (笑)
とは言え、東京国立近代美術館の工芸館よりも、
雰囲気は、パナソニック リビング ショウルームに近かったです。
ちなみに、数ある展示品の中でのマイベストは、富本憲吉の 《色絵柳胴紐大鉢》
なんとなくブリティッシュな印象。
なんとなくトラディショナルな印象。
なんとなくマルイのメンズブランドショップに置いてありそうな印象。
この 《色絵柳胴紐大鉢》 を含め、全体的に好きな作風の作品が多かったです。
松下幸之助さんとは、趣味が合いそうです。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在5位です)
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幸之助と伝統工芸
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