俺は、今、モーレツに腹が立っている!
美術展の期間に合わせてレストランが提供する限定メニューってあるだろ?
あれは、何で、フレンチだとか、スイーツだとか、
女が喜ぶメニューばっかりなんだ?!
漢 [おとこ] が、そんなこじゃれたものを、食ってられるか!
漢なら、ガッツリと丼が食いたいんだ。
展覧会の期間に合わせて、アートな丼を誰か作ってくれ!
何、作らないだと?
なら、俺が作るしかないじゃないかっ!
そう。これが、漢のアート丼だ!
芸術家のイメージに合わせて、アートテラー・とに~がオリジナル丼を作る。
ただ、それだけの至ってシンプルな企画。
それが、 『漢のアート丼』 です。
その第4弾は、現在、東京都美術館で開催中の “レオナルド・ダ・ヴィンチ展” と勝手にコラボして。
レオナルド・ダ・ヴィンチ丼 (略して、レオナル丼) を作ってみようと思います。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、言わずと知れた 「ルネサンスの天才」 。
イタリアが生んだ大巨匠です。
なので、今回は、イタリアンなテイストの丼を作ろうと思います。
まずは、フライパンでオリーブオイルを熱します。
温まったら、キノコ (しめじ、エノキタケ、ブラウンマッシュルームなどお好みのもの) を投入。
火が通るまでキノコを炒め、塩コショウで味を整えます。
そこに、レトルトのハヤシライスのソースを投入します。
今回は、手軽にレトルトのハヤシライスを使用しましたが、
デミグラスソースを使った方が、より本格的な味わいになると思います。
(その場合は、牛肉や賽の目に切った玉ねぎを、キノコと一緒に炒めておきましょう)
ソースが程よく煮詰まったら、仕上げに生クリームを入れます。
クリーミーな味にしたかった・・・という理由もありますが、
生クリームを入れた最大の理由は、このソースの色を淡い茶色にするため。
僕の中でのレオナルド・ダ・ヴィンチのイメージは、
《モナ・リザ》
《ウィトルウィウス的人体図》
“茶色” なイメージ。
そんなレオナルド・ダ・ヴィンチカラーを意識したソースに、
あらかじめ茹でて置いたペンネを入れて・・・
よ~く絡めれば、丼のメインは出来上がり。
そうこうしている間に、ご飯が炊きあがりました♪
ご飯も、茶色。
醤油とお酒を適量に入れて炊いただけのシンプルな茶飯です。
その茶飯の上に、先ほどのペンネを乗せましょう。
茶色on茶色のため、具とご飯の境界線がボヤ~ッとしています。
大丈夫です。失敗ではありません (笑)
もちろん、これは、意図してのこと。
レオナルド・ダ・ヴィンチが得意とした画法スフマートをイメージしたのです。
スフマート・・・深み、ボリュームや形状の認識を造り出すため、色彩の透明な層を上塗りする絵画の技法。
特に、色彩の移り変わりが認識できない程に僅かな色の混合を指す。
レオナルド・ダ・ヴィンチが創始したとされる。
・・・と、これで完成ではありません。
一番、肝心なものを忘れていました (汗)
レオナルド・ダ・ヴィンチと言えば、万能の人。
ということで、万能ネギで、色味を加えて完成です (笑)
これが、漢のレオナルド・ダ・ヴィンチ丼です!
さて、そのお味は・・・
「ん!自分も、天才だ」
と、唸ってしまいました。
ペンネの食感が、意外とご飯にマッチしています。
ペンネを使ったことで食べごたえもアップ。
お昼にガッツリ食べたくなる味です。
皆様からの “つくれぽ” もお待ちしています (笑)
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4杯目 これが、レオナルド・ダ・ヴィンチ丼だ!
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