Quantcast
Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5005

4杯目 これが、レオナルド・ダ・ヴィンチ丼だ!

$
0
0

俺は、今、モーレツに腹が立っている!
美術展の期間に合わせてレストランが提供する限定メニューってあるだろ?
あれは、何で、フレンチだとか、スイーツだとか、
女が喜ぶメニューばっかりなんだ?!
漢 [おとこ] が、そんなこじゃれたものを、食ってられるか!
漢なら、ガッツリと丼が食いたいんだ。
展覧会の期間に合わせて、アートな丼を誰か作ってくれ!
何、作らないだと?
なら、俺が作るしかないじゃないかっ!
そう。これが、漢のアート丼だ!



芸術家のイメージに合わせて、アートテラー・とに~がオリジナル丼を作る。
ただ、それだけの至ってシンプルな企画。
それが、 『漢のアート丼』 です。

その第4弾は、現在、東京都美術館で開催中の “レオナルド・ダ・ヴィンチ展” と勝手にコラボして。
レオナルド・ダ・ヴィンチ丼 (略して、レオナル丼) を作ってみようと思います。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ダ・ヴィンチ


レオナルド・ダ・ヴィンチは、言わずと知れた 「ルネサンスの天才」
イタリアが生んだ大巨匠です。
なので、今回は、イタリアンなテイストの丼を作ろうと思います。

まずは、フライパンでオリーブオイルを熱します。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-オリーブオイル


温まったら、キノコ (しめじ、エノキタケ、ブラウンマッシュルームなどお好みのもの) を投入。
火が通るまでキノコを炒め、塩コショウで味を整えます。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-キノコ


そこに、レトルトのハヤシライスのソースを投入します。
今回は、手軽にレトルトのハヤシライスを使用しましたが、
デミグラスソースを使った方が、より本格的な味わいになると思います。
(その場合は、牛肉や賽の目に切った玉ねぎを、キノコと一緒に炒めておきましょう)

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-デミグラス


ソースが程よく煮詰まったら、仕上げに生クリームを入れます。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-生クリーム


クリーミーな味にしたかった・・・という理由もありますが、
生クリームを入れた最大の理由は、このソースの色を淡い茶色にするため。
僕の中でのレオナルド・ダ・ヴィンチのイメージは、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-モナ・リザ  《モナ・リザ》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ウィトルウィウス的人体図  《ウィトルウィウス的人体図》


“茶色” なイメージ。
そんなレオナルド・ダ・ヴィンチカラーを意識したソースに、
あらかじめ茹でて置いたペンネを入れて・・・

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ペンネ


よ~く絡めれば、丼のメインは出来上がり。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ペンネ


そうこうしている間に、ご飯が炊きあがりました♪

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ご飯


ご飯も、茶色。
醤油とお酒を適量に入れて炊いただけのシンプルな茶飯です。
その茶飯の上に、先ほどのペンネを乗せましょう。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-レオナル丼


茶色on茶色のため、具とご飯の境界線がボヤ~ッとしています。
大丈夫です。失敗ではありません (笑)
もちろん、これは、意図してのこと。
レオナルド・ダ・ヴィンチが得意とした画法スフマートをイメージしたのです。
 
 スフマート・・・深み、ボリュームや形状の認識を造り出すため、色彩の透明な層を上塗りする絵画の技法。
         特に、色彩の移り変わりが認識できない程に僅かな色の混合を指す。
         レオナルド・ダ・ヴィンチが創始したとされる。



・・・と、これで完成ではありません。
一番、肝心なものを忘れていました (汗)
レオナルド・ダ・ヴィンチと言えば、万能の人。
ということで、万能ネギで、色味を加えて完成です (笑)

これが、漢のレオナルド・ダ・ヴィンチ丼です!

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-レオナル丼


さて、そのお味は・・・

「ん!自分も、天才だひらめき電球

と、唸ってしまいました。
ペンネの食感が、意外とご飯にマッチしています。
ペンネを使ったことで食べごたえもアップ。
お昼にガッツリ食べたくなる味です。


皆様からの “つくれぽ” もお待ちしています (笑)



料理ブログではなく、あくまで美術ブログのランキングに、ご協力をお願いします。
Blogランキングへ   にほんブログ村 美術ブログへ


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5005

Trending Articles