「今、東南アジアが熱い!」
そんなことを、 『ガイアの夜明け』 だか、
『ワールドビジネスサテライト』 で耳にしました (←うろ覚えw) 。
その兆候は、経済界だけでなく、アート界でも見られるようで。
世界的に活躍する東南アジア出身のアーティストの登場や、
2006年からはシンガポール・ビエンナーレが始まるなど、常にホットな話題を提供しているようです。
そんな東南アジアの現代アートを一手に引き受けるのが、シンガポール美術館 (略称SAM)。
そのSAMコレクションの中から選りすぐりの作品を紹介しているのが、
横浜美術館の “Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術” という美術展です。
紹介されている作品は、25作家28点。
シンガポールのザイ・クーニンに、
マレーシアのアフマド・フアド・オスマンに、
タイのアラヤー・ラートチャムルーンスックに・・・・・って、
東南アジアの現代アート事情に通じてないので、ほとんどの出展作家の名前を知りません (泣)
でも、そんな僕のような方でも、ご安心を。
いや、むしろ、そんな僕のような方にこそオススメなのが、今回の美術展。
というのも、今回出展されているアーティストは、
最新の東南アジアのアート界を語る上で外せない方ばかり。
つまり、この美術展を1本観るだけで、
東南アジアのアート事情のツボを押さえられたも同然というわけです。
そういう意味でも、2つ星。
鑑賞した貴方は、晴れて東南アジアのアート通です。
さてさて、嬉しいことに、今回の美術展は写真撮影が可能 (ただし、フラッシュ撮影は不可です)
僕が気に入った作品を、いくつかピックアップして紹介したいと思います。
まずは、フィリピンのスティーヴ・ティロナの作品から。
《イメルダ・コレクション#1》 と名付けられたこの作品で、被写体を務めているのは、イメルダ夫人ご本人。
イメルダ夫人と言えば、靴。
この作品でも、靴が過剰なほどにキラキラしています (笑)
このような皮肉めいた作品を撮影するアーティストもアーティストですが。
このような皮肉めいた作品でモデルを務めたイメルダ夫人もイメルダ夫人です。
イメルダ夫人といい、デヴィ夫人といい、
東南アジアの大統領夫人は、バラエティ番組のようなノリがお好きなのですね。
続いて、中国系マレーシア人アーティストのチャン・ユンチアによる 《芭蕉の娘》
行方知れずとなった幼い息子を、
芭蕉の葉の下で待ち続ける母親の悲劇をコマ撮り漫画のように描いた作品です。
この作品の面白さは何と言っても、その支持体。
なんと、35個の蓮華に描かれているのです。
ちなみに、陶製の蓮華は、かつては裕福な人だけが使うことが許されたものなのだそうで、
この作品には、あくまで民族的なアイデンティティを象徴するものとして使用されています。
決して、奇を衒ったものではないので、誤解のなきように。
《芭蕉の娘》 のように、いかにも東南アジアっぽい作品もあれば、
リー・ウェンの 《世界標準社会》 のように、一見すると東南アジアっぽくない作品もありました。
ちなみに、こちらは、シンガポール初のビデオ・インスタレーション作品とのこと。
・・・・・・・でも、どの辺が、ビデオ・インスタレーション??
ビデオを見たい人は、こちらの白手を装着し、
デロデロ~ンとした (?) 白い筒状の布を引っ張って、中を覗き込むしかありません。
何とも不思議な観賞スタイルです。。。
そして、ビデオを観賞した後は、作品の一部であるアンケートに協力するのもお忘れなく。
ちゃんとアンケートに答えると・・・
もれなくオリジナルバッヂが1個貰えちゃいます♪
お土産にいかがでしょうか。
最後に、一番気に入った作品をご紹介いたしましょう。
ポクロン・アナディンの 《無名の人》 というシリーズです。
被写体となっているのは、作者の友人や街行く通行人たち。
そんな無名の人を撮ったポートレイトなのですが、
彼らに丸い鏡を持って立ってもらうという、ただそれだけのことで、
シュルレアリスムっぽい不思議な世界観の作品に仕上がっています。
シンプルなアイディアながら、不思議と惹きつけられるものがありました。
彼 (彼女?東南アジアの方の名前は、男女の区別がつけられませんw) の写真集を欲しいくらいお気に入り。
他にも、いろいろと紹介したい作品はあるのですが、長くなりそうなので割愛。
もっと 『熱々!』 なのを予想していましたが、
意外とクールで穏やかな作品の方が多かった気がします。
『熱々!』 というよりは、 『ぽかぽか!』 といったところ。
会場の最初で出会うナウィンさんの存在感に関しては、熱々で暑苦しいほどでしたが (笑)
5位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在11位です)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
そんなことを、 『ガイアの夜明け』 だか、
『ワールドビジネスサテライト』 で耳にしました (←うろ覚えw) 。
その兆候は、経済界だけでなく、アート界でも見られるようで。
世界的に活躍する東南アジア出身のアーティストの登場や、
2006年からはシンガポール・ビエンナーレが始まるなど、常にホットな話題を提供しているようです。
そんな東南アジアの現代アートを一手に引き受けるのが、シンガポール美術館 (略称SAM)。
そのSAMコレクションの中から選りすぐりの作品を紹介しているのが、
横浜美術館の “Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術” という美術展です。
紹介されている作品は、25作家28点。
シンガポールのザイ・クーニンに、
マレーシアのアフマド・フアド・オスマンに、
タイのアラヤー・ラートチャムルーンスックに・・・・・って、
東南アジアの現代アート事情に通じてないので、ほとんどの出展作家の名前を知りません (泣)
でも、そんな僕のような方でも、ご安心を。
いや、むしろ、そんな僕のような方にこそオススメなのが、今回の美術展。
というのも、今回出展されているアーティストは、
最新の東南アジアのアート界を語る上で外せない方ばかり。
つまり、この美術展を1本観るだけで、
東南アジアのアート事情のツボを押さえられたも同然というわけです。
そういう意味でも、2つ星。
鑑賞した貴方は、晴れて東南アジアのアート通です。
さてさて、嬉しいことに、今回の美術展は写真撮影が可能 (ただし、フラッシュ撮影は不可です)
僕が気に入った作品を、いくつかピックアップして紹介したいと思います。
まずは、フィリピンのスティーヴ・ティロナの作品から。
《イメルダ・コレクション#1》 と名付けられたこの作品で、被写体を務めているのは、イメルダ夫人ご本人。
イメルダ夫人と言えば、靴。
この作品でも、靴が過剰なほどにキラキラしています (笑)
このような皮肉めいた作品を撮影するアーティストもアーティストですが。
このような皮肉めいた作品でモデルを務めたイメルダ夫人もイメルダ夫人です。
イメルダ夫人といい、デヴィ夫人といい、
東南アジアの大統領夫人は、バラエティ番組のようなノリがお好きなのですね。
続いて、中国系マレーシア人アーティストのチャン・ユンチアによる 《芭蕉の娘》
行方知れずとなった幼い息子を、
芭蕉の葉の下で待ち続ける母親の悲劇をコマ撮り漫画のように描いた作品です。
この作品の面白さは何と言っても、その支持体。
なんと、35個の蓮華に描かれているのです。
ちなみに、陶製の蓮華は、かつては裕福な人だけが使うことが許されたものなのだそうで、
この作品には、あくまで民族的なアイデンティティを象徴するものとして使用されています。
決して、奇を衒ったものではないので、誤解のなきように。
《芭蕉の娘》 のように、いかにも東南アジアっぽい作品もあれば、
リー・ウェンの 《世界標準社会》 のように、一見すると東南アジアっぽくない作品もありました。
ちなみに、こちらは、シンガポール初のビデオ・インスタレーション作品とのこと。
・・・・・・・でも、どの辺が、ビデオ・インスタレーション??
ビデオを見たい人は、こちらの白手を装着し、
デロデロ~ンとした (?) 白い筒状の布を引っ張って、中を覗き込むしかありません。
何とも不思議な観賞スタイルです。。。
そして、ビデオを観賞した後は、作品の一部であるアンケートに協力するのもお忘れなく。
ちゃんとアンケートに答えると・・・
もれなくオリジナルバッヂが1個貰えちゃいます♪
お土産にいかがでしょうか。
最後に、一番気に入った作品をご紹介いたしましょう。
ポクロン・アナディンの 《無名の人》 というシリーズです。
被写体となっているのは、作者の友人や街行く通行人たち。
そんな無名の人を撮ったポートレイトなのですが、
彼らに丸い鏡を持って立ってもらうという、ただそれだけのことで、
シュルレアリスムっぽい不思議な世界観の作品に仕上がっています。
シンプルなアイディアながら、不思議と惹きつけられるものがありました。
彼 (彼女?東南アジアの方の名前は、男女の区別がつけられませんw) の写真集を欲しいくらいお気に入り。
他にも、いろいろと紹介したい作品はあるのですが、長くなりそうなので割愛。
もっと 『熱々!』 なのを予想していましたが、
意外とクールで穏やかな作品の方が多かった気がします。
『熱々!』 というよりは、 『ぽかぽか!』 といったところ。
会場の最初で出会うナウィンさんの存在感に関しては、熱々で暑苦しいほどでしたが (笑)
5位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在11位です)
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