丹下健三、前川國男、安藤忠雄、槇文彦、芦原義信・・・と、
建築界の巨匠たちの建築が、ギュッと詰まった東京大学のキャンパス内。
「これを観ないわけにはいかないっ!」 とお届けしている 『本郷・谷中編』 の建築ツアー。
vol.1に引き続き、vol.2のスタートです!
09 東京大学弥生講堂・一条ホール/香山壽夫
東京都文京区弥生1-1-1
ここに注目!
○木質構造の架構をガラスで囲い込んだ地上2階建ての建築
○岩手県遠野の天然ベニカラマツが使用されている
○内部の木の角柱が、林立する林をイメージしている
[とに~の呟き]
「東大農学部キャンパスは、本郷キャンパスよりもひっそりとした感じでした。
で、この建物は、さらにひっそりとした感じでした。」
10 東京大学弥生講堂アネックス/河野泰治
ここに注目!
○木造HPシェル (双曲放物面) が特徴的な建築
○国産木材を多用する事で、国産木材利用の活性化のシンボル的な役割を果たしている
[とに~の呟き]
「なかなかインパクトのある外観の建物なのですが。
いかんせん静かなキャンパス内、それも影になるような場所に建っているので、存在感が薄い。
『Baby boy わたしはここにいるよ どこもいかずに待ってるよ』 と、
建物が言っているような気がする。」
<東大キャンパス以外>
11 国立近現代建築資料館
東京都文京区湯島4-6-15
ここに注目!
○近現代の建築図面や模型等の資料の劣化、散逸、海外流出等を防ぐこと等を目的に設立された
○文化庁所属の湯島地方合同庁舎を改装し、今年5月にオープン
○安藤忠雄さんが名誉館長を務める
[とに~の呟き]
「ここを観覧するためには、隣接する岩崎邸の入園料を支払わねばなりません。
なんか腑に落ちない・・・ (笑)」
12 谷中テラス/ヨコミゾマコト+照内創
東京都台東区
ここに注目!
○谷中という土地柄が好きな入居希望者が集まって完成したコーポラティブハウス
○他のコーポラティブハウス以上に (?) 、施主さんが要望出来る自由度は高い
○L字型の敷地に、2棟の建物が建っている (=敷地内に、あえて路地を作るため)
[とに~の呟き]
「建築ツアーを開始して、早5年弱。
ついに、講師の建築家soさんが携わった作品を観る機会に恵まれました♪」
13 カヤバ珈琲/永山祐子
ここに注目!
○外観はほとんど手を付けず、内部を全面的に改装
○天井は黒い天板が貼られ、一部が2階事務所からのトップライトになっている
[とに~の呟き]
「改装されていることに気づかないくらいに、レトロな空気が漂う喫茶店。
確かに、言われてみると、ところどころにモダンな演出がなされている気がします。
気がする程度ですが。」
というわけで、今回の建築ツアーは、これにてフィニッシュ。
カヤバ珈琲、コーヒーをゆったり飲んで、足の疲れを癒してみては?
ちなみに。
「建築ツアーを、実際に体験してみた~い!」 という方へ。
6月は、16日と23日に 『世田谷編』 を開催します。
詳細や参加希望フォームは、こちらへ↓
http://ameblo.jp/artony/entry-11201204360.html
これまでに参加されたことがある方も、
初めての参加になるという方も、ぜひぜひご参加お待ちしております♪
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東大下暗し?! ~本郷・谷中編vol.2~
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