駒場公園内にある日本近代文学館に行ってきました。
これまで数々の美術館・博物館を訪れてきましたが。
この日本近代文学館ほど、超然とした雰囲気を放っているミュージアムは無かった気がします。
これだけ大きな建物なのに、ひっそりと佇んでいるかのような印象。
“ザ・穴場” という感じでした (←?)
と、外観を目にした段階で、
「あぁ、お客さんいないんだろうなぁ・・・」
という匂いがプンプンとしていましたが。
通常展観賞料の100円を払って、いざ中に入ってみたところ・・・
予想通り、やはりお客さんの姿がありませんでした!
そして、暗い。。。
ちなみに、この日は、平日でなく土曜日です。
穴場感 (?) がハンパじゃありません。
そんな日本近代文学館では、
現在、 “近代文学の名作 作家の手稿Ⅰ” という展覧会が開催中です。
樋口一葉の 『にごりえ』 や、
太宰治の 『人間失格』 をはじめ、
森鷗外 『舞姫』 、宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 、芥川龍之介 『蜘蛛の糸』 などなど。
日本の近代文学を代表する名作の数々の自筆原稿が展示されています・・・・・複製で!!
「石川啄木って、字が綺麗だな」 とか。
「高浜虚子の字は汚いなぁ」 とか。
自筆の原稿を目にして、いろいろと思うことはありましたが。ふ
複製なのかと思うと、感動も半減。
“駒場まで足を運んで、複製を見させられるのもなぁ・・・” と思わずにはいられませんでした。
とは言え、メインである自筆の原稿こそ、複製でしたが、
併せて展示してある書籍そのものは、レプリカではあらず。
日本近代文学の歴史に残る名作の数々のホンモノを、
100円というリーズナブルな価格でまとめて目にすることが出来るのは貴重かも。
さらに、観賞料と引き換えに、観覧記念のポストカードを頂いたのですが。
なんと、こちらのポストカードがは、90円で発売されているもの。
そう考えると、相当お得な感じがしてきました (←現金なヤツめ!)
ちなみに。
日本近代文学館を訪れたからには、
展示ホールだけでなく、併設されたカフェにも訪れておきたいところ。
その名も、BUNDAN。
約1万冊の蔵書が壁一面に並ぶ店内の雰囲気も魅力の一つですが。
もっとも魅力的なのは、そのメニュー。
『池波正太郎のパンケーキ』 に、 『太宰治のタングシチュウ』 に、
『「ハードボイルド・ワンダーランド」の朝食セット』 に・・・etc
文学ファンには堪らない魅惑的なメニューが並んでいます。
散々悩んだ末に、僕がオーダーしたのは、
『森遥子のヨロン丼』 と、寺山修司をイメージしたコーヒー 『寺山 TERAYAMA』 のセット。
このカフェ自体には、日本近代文学館の入館料を払わずに入れるので、
何度か足を運んで、いつか全メニュー制覇してみたいものです。
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近代文学の名作 作家の手稿Ⅰ
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