JR西川口駅にやって来ました。
なんでも、ここから徒歩15分の距離に位置する神社に、
日本を代表するポップアートの巨匠・横尾忠則さん自らが奉納した絵画があるのだそうな。
神社と横尾忠則・・・。
一体、どんな化学反応が生まれているのか。
まったく想像がつきません!
歩くこと25分 (←全然、15分でつかなかった)
ようやく、目的の神社が見えてきました。
鎮守氷川神社です。
特に、横尾忠則の絵画が奉納されていそうな雰囲気はありません。
本殿も、また然り。
やはり、横尾忠則を彷彿とさせるポップさは、みじんも感じられません。
しばらく境内を散策してみると、ちょっと気になるものを発見。
「ん?なになに?Perfumeが、この神社でツアーの成功を祈願したですと?!」
しかし、僕が見たいのは、ポップアート。
ポップミュージックのニュースではありません (笑)
境内では見つけられなかったので、社務所の方に勇気を出して聞いてみました。
「横尾忠則さんの絵があるって聞いて来てみたのですが。」
もし、
「えっ、うちは、見ての通りの普通の神社ですよ。
横尾忠則さんの絵が飾ってあるわけないじゃないですか (笑) 」
と言われたら、どうしようかと思っていましたが。
実際に返ってきた答えは、
「わかりました。今、準備して参りますので、少々お待ちくださいませ。」
でした。
あるんだ?!てか、準備って何??
しばらくして、準備が出来たそうで、社務所の一室に案内して頂けました。
この部屋の中に、横尾忠則さんの絵が奉納されているのだとか。
それでは、いよいよご対面です!
新・無料で観れる 美術百選 017 横尾忠則 《自立の炎》
こちらは、横尾忠則さんが平成6年に奉納した150号以上の油彩画で、
氷川神社と関係が深いヤマトタケルの姿が勇ましく描かれた力作です。
これまでにも、さまざまな無料で観れる美術作品を紹介してきましたが、
絵から発せられるアグレッシブでエネルギッシュなオーラは、群を抜いていました。
これは、無料でなくても観ておきたい作品です (←?)
ちなみに、こちらの 《自立の炎》 が奉納されている部屋に通じるドアのサイドには・・・
それぞれ 《吉兆》 、 《スサノオ》 という題が付けられたシルクスクリーン作品が展示されていました。
もちろん、この2点も鎮守氷川神社のために作られた作品のようです。
“いやぁ、満足♪
西川口駅から、思ったより遠かったけど、観に来れて満足♪♪ (←根に持ってるw)”
と、帰路につこうとしたところ、
神社の方から、 「これ良かったら、どうぞ」 とプレゼントを頂けました。
開けてびっくり、なんと中に入っていたのは、横尾忠則さんのポストカード3点セット。
この嬉しいサプライズ効果でしょうか。
帰りは、西川口駅まで、あっという間でした。
<無料で観れる美術 データ>
鎮守氷川神社
住所:埼玉県川口市青木5-18-45
アクセス:○京浜東北線「西川口駅」より徒歩15分
この美術室を盛り上げるワンクリックも、無料で出来てしまいます。
↧
新・無料で観れる 美術百選 《鎮守氷川神社(埼玉県川口市)》
↧