先日、長野県茅野市にある神長官守矢史料館を訪れてきました。
神長官守矢史料館。
字面だけ見ても、どんな史料館なのか、よくわからないですよね (笑)
そして、よくわからない状態のまま、神長官守矢史料館に到着。
石碑 (?) には、 「神長官守矢史料館」 と書いてあるので、たぶんここで間違いないはずなのですが。。。
どう見ても、人の家ですよね。。。
表札がありますし。。。
そんなこんなで、表札に近づいてみますと、
「神長官 守矢」 との記載されているのを発見!
なるほど
“神長官” というのは、何かの役職で、
“守矢” というのは、どなたかの名字だったのですね!
あとで、史料館の方に教えてもらったことなのですが、
神長官とは、諏訪大社の神官のトップ (=神官の中の長) のことで、
その神長官のポジションを、明治のはじめまで代々務めてきたのが、守矢一族とのことでした。
この神長官守矢史料館では、
そんな守矢家が伝えてきた貴重な守矢文書を保管・公開する史料館なのだそうです。
と、一つスッキリしたところで、いよいよ神長官守矢史料館とご対面。
が、そのファーストインプレションは、なかなかに衝撃的なものがありました。
「ナニコレ?!」
「柱が屋根を突き刺しちゃってますよ( ゚ ▽ ゚ ;)」
この衝撃的な建築は、建築史家でありながら、
独特の建築も自ら作っちゃう藤森照信さんのデビュー作とのこと。
文字通り、 “衝撃のデビュー作” です。
その外観に圧倒されて、建物の中に入ることを、すっかり忘れてしまっていましたが (笑)
入館料の100円を支払って、史料館の中へ。
すると、そこには、さらなる衝撃的な光景が。。。
「ナニコレ?!」
串刺しにされたウサギも、ズラリと並んだ鹿と猪の頭も、
諏訪大社の年中神事の中で最も重要とされる御頭祭の儀式を復元したもの。
この辺りでは、ポピュラーな光景なのでしょう (・・・たぶん)
他にも、御頭祭で神様にお供えされるという脳和 (鹿の脳みそと肉を合えたもの) も展示されていました。
ただし、こちらはレプリカです。
神長官守矢史料館の建物自体は、そう広くないので、
サラッと見るだけなら、ものの5分もかからないかと思います。
しかし、この神長官守矢史料館の敷地の中に、
もっと衝撃的な藤森照信さんの建物があることを聞き、そちらにも足を伸ばしてみることに。
そして、またもやあの音楽が脳内を駆け巡ることになったのです。
「ナニコレ?!」
「建物が宙に浮いちゃってますよ( ゚ ▽ ゚ ;)」
近づいて、下から見上げてみます。
間違いなく、浮いています (笑)
こちらは、なんと茶室。
その名も、 「空飛ぶ泥舟」 だそうです。
“どうやって登るんだろう?” とあたりを見渡してみたら、ハシゴを発見しました。
わびもさびも、あったものじゃないです (笑)
実は、この空を飛ぶ茶室のすぐ近くに、もう一つ、とんでもない茶室があります。
そちらも、やはり藤森照信さんの建築。
その姿を目にした瞬間、またもや、あの音楽が脳内を。。。
「ナニコレ?! (←今日何回目だ!)」
「木の上に、建物が乗っかっちゃってますよ( ゚ ▽ ゚ ;)」
3本の木に支えられただけの茶室。
その名も、高過庵 (たかすぎあん) 。
なんと、あのアメリカのTime誌に、
「世界でもっとも危険な建物トップ10」 として紹介されたこともあるのだとか!
(ちなみに、ピサの斜塔も、そのトップ10に入っています)
・・・・・・なんか、あまりに藤森さんの建物が衝撃的過ぎて。
神長官の守矢さんの史料が、あまり頭に入って来ませんでした (笑)
それでいいのか?神長官守矢史料館!
ただ、この日、神長官守矢史料館で受けた衝撃は、一生覚えていられる気がします。
あの建物を忘れない。
5位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在10位です)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
↧
神長官守矢史料館
↧