根津美術館、五島美術館、静嘉堂文庫美術館・・・と、
東京には、財界人のコレクションによる美術館が数多くありますが。
大阪を代表する財界系美術館と言えば、
《曜変天目茶碗》 を含む国宝9件を有する藤田美術館が、その筆頭に挙げられましょう。
そんな藤田美術館コレクションの礎を築いたのは、
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関西No.1と謳われたコレクター・藤田傳三郎 (1841~1912) 。
その豪快な買いっぷりに、いろいろと伝説が残されているようです。
生まれは、幕末の山口・萩で、高杉晋作や木戸孝充ら維新の志士たちとも交流があったのだとか。
明治維新後に、大阪に出て一代で庶民から大富豪へと上り詰めたのだそうです。
矢沢永吉と並ぶか、それ以上の ‘成り上がり’ と言えましょう。
『D.HUJITA』 というロゴ入りのタオルを作ってもいいくらいの人物です (←?)
それだけに。
「大阪に行ったら、藤田美術館は絶対に訪れよう!!」
と、楽しみにしていました。
そして、先日、ついに初訪問したのですが・・・・・。
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意外と、こじんまりした美術館でした!
そして、開館して約60年という歴史を、五感で感じる美術館でした (よく言えば) 。
視覚的にも、いたるところに風化具合を感じましたし (よく言えば) 、
嗅覚的にも、芳しい匂いがしましたし (よく言えば) 、
聴覚的には、階段を上がるときに、キュウキュウミシミシといった音を捉えました (よく言えば?) 。
全体的には、美術館というよりも、蔵という印象でした。
というわけで、美術館そのものは、想像していたものとは少し違いましたが。
美術品に関しては、想像していた通り、素晴らしいものばかり。
ちょうど開催されていたのは、 “美しき日本” という展覧会で、
藤田美術館の自慢のコレクションの中から、選りすぐりの日本美術品が紹介されています。
目玉は何と言っても、国宝の 《玄奘三蔵絵》
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『西遊記』 の三蔵法師でお馴染みの玄奘三蔵の伝記を説いた鎌倉時代の絵巻物です。
今は藤田美術館の所蔵品ですが、もともとは、奈良の興福寺が所蔵していた絵巻物。
しかも、興福寺の門主が交代する時だけに、
閲覧が許されたという超貴重な絵巻物だったのだそうです。
ほとんど目に触れる機会がなかったためでしょうか、鎌倉時代の絵巻物とは思えないくらいに色鮮やか。
4K映像くらいのハイスペックな色鮮やかさでした。
これは必見です。
ただ一つ、個人的に残念だったのは、孫悟空や沙悟浄などが登場しないことでしょうか。
また、快慶作の 《木造地蔵菩薩立像》 も美しい一品。
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造作はもちろんのこと、装飾や彩色も美しく、
思わず手を合わせてしまったほどに、それはそれは有難いお地蔵さんでした。
珍しいところでは、国宝の 《花蝶蒔絵挟軾》 。
さて、こちらは、どのように使われていたものでしょうか?
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アイロン台?
平均台?
意表をついて、プラズマテレビを置く台?
全部、違います。
正解は、ひじ掛け。
さまざまな国宝があれど、ひじ掛けが国宝に指定されているのは、おそらく唯一の例ではないでしょうか。
どんなひじの掛け心地なのでしょう。
一度、機会があれば、ひじをかけてみたいものですが、
国宝だと身構えてしまって、体は休まらないことでしょう。
展示作品数自体は36点と、コンパクトな美術展です。
サラッと見れてしまうので、
せっかちな大阪人 (?) には、ちょうどよいスケールの美術展かもしれません。
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美しき日本
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