篠原有司男・篠原乃り子二人展

10月23日の記事で紹介した映画『キューティー＆ボクサー』が、いよいよ12月21日より公開されます。

その公開に合わせて、現在、パルコミュージアムでは、
“篠原有司男・篠原乃り子二人展　Love Is A Roar-r-r-r! In Tokyo 愛の雄叫び東京篇” が開催中。

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映画の中に登場したNYでの初の夫婦展 “Love Is A Roar-r-r-r” を、
東京バージョンとして開催するという特別企画で、来年1月13日まで開催されています。
そっくりそのまま “Love Is A Roar-r-r-r” と同じというわけではありませんでしたが。
篠原乃り子さんによる《キューティー＆ブリー》の大作絵巻絵画は展示されていましたし、

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篠原有司男さんの巨大なオートバイ彫刻はなかったものの、
代わりに（？）、《ポケモン・モーターサイクル》は展示されていましたし。

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“Love Is A Roar-r-r-r” の雰囲気は、十分に楽しめる美術展となっていました。
（美術展を）観てから（映画を）見るか、見てから観るか。
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もちろん、映画抜きにして、
純粋に篠原有司男さんと篠原乃り子さんの二人展（夫婦展）としても楽しめます。
「日本で初めてモヒカンにした男」でもある篠原有司男さんは、
81歳になった現在でも、現役バリバリでアヴァンギャルドなアーティスト。
その芸術家スピリッツは、全く衰えていません。
というか、むしろパワーアップしているような気がします。

会場には、彼の代名詞とも言える《ボクシングペインティング》の最新作が展示されていましたが、

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（注：こちらは、イメージです。美術展には別の作品が展示されています）

ただ、ボクシンググローブに絵の具を付けて画面を殴りつけているだけの作品なのに、

（福山雅治と共演したＣＭより）

「そんな描き方なら、誰でも出来るじゃんｗ」とは思えない仕上がりになっているから不思議です。
殴りつけることで生まれたパワーを、画面から感じられる一方で。
ボクシンググローブの跡のリズミカルな配列には、尾形光琳に通ずるものを、

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