~前回までのあらすじ~
今年も沢山の国宝に出合いました!
すべての国宝にありがとう!
そして、それを応援してくれる読者の皆様にも、ありがとうと言いたいです。
さぁ、いよいよ国宝ハンター、2013年のラストランです。
松本城から松本駅へ戻り、今度は、安曇沓掛という駅に降り立ちました。
無人駅・・・。
しかも、周りにお店らしきお店もなし。
ここで、1時間余計に電車を待つのは、試練も試練です。
何としても、次の電車までに戻って来なくては!
・・・・・・が。
今回の旅の最終目的地・仁科神明宮があるのは、あの山の中腹あたり。
ざっと2.5㎞。
心が折れそうですが、走るしかありません。
橋を越えても、まだ走ります。
参道まで800mという表示が見えても、まだ走ります。
ん?さらに、800m??
・・・・・・実は。
走るのに必死なあまり、条件反射的に矢印の方向に進んでしまいましたが。
冷静に写真を見てみましょう。
「大型車」 と書いてあります。
そう、こちらは、大型車用の案内。
人間用の案内は、こちらに。
こちらのルートを通れば、あと800mで、目的地に着いていたのです。
そんなこととは、つゆ知らず800メートル余分に走ってしまった僕。
着いた時には、息も絶え絶え。
2.5㎞走ったつもりが、実際は3.3㎞走ってしまっていたのですから。
さて、今年のラスト国宝・ 《仁科神明宮》 (ジャンル:建造物) は、
この大きな杉林の中に、ひっそりと佇んでいました。
その雰囲気は、まるで 『もののけ姫』 の世界です。
こちらが、その国宝の本殿と中門。
そして、それを結ぶ釣屋です。
神明造の神社としては、日本最古とのことで、
それゆえ、国宝に指定されているのだそうです。
ただ、最古のものとは言え、その印象は、全く古臭くなく、むしろメカニカルな印象でした。
ちょっと宇宙戦艦ヤマト風?
参拝した後は、社務所に併設された休憩所で一休み。
・・・と、そこには、思いがけないものが!
来年も頑張れってことでしょうか (笑)?
まだ見ぬ国宝神社をチェックした後、
仁科神明宮の休憩所を一歩踏み出した瞬間です。
「寒っ」
先ほど走って掻いた汗のせいで、体がすっかり冷えていたのです。
しかも、ここは信州。
夕方の寒さが、尋常ではありません。。。
寒さを堪えながら、安曇沓掛へと向かいます。
ホットコーヒーが飲みたい。
ホットココアが飲みたい。
あったかいお茶が飲みたい。
でも、コンビニはおろか、自動販売機すらありません。
あるのは、雪山。
しばらくして、ようやく自動販売機1台発見!
自然と走るペースも早くなります。
ホットコーヒー!ホットココア!あったかいお茶!
・・・・・・・全部、つめた~いじゃないか (泣) !!
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第七十四話 国宝ハンター、冷える!
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