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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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ミーツ・アート森の玉手箱

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GWは、箱根彫刻の森美術館に行ってきました。

箱根彫刻の森美術館


フジテレビで流れるCMは、何百回と目にしている気がしますが。
実は、訪れるのは今回が初めて。
正直なところ、フジサンケイグループの美術館なだけに、
「楽しくなければ美術館じゃない」 的なノリの美術館だとばかり思っていました。

・・・・・が!


ロダンの彫刻はあるわ。

ロダン


岡本太郎の彫刻はあるわ。

岡本太郎


イギリスの人気現代作家アントニー・ゴームリーの彫刻はあるわ。

ゴームリー


で、ピカソ館には、彫刻を含むピカソの作品も沢山あるわ。

ピカソ館


展示されている美術作品のレベルが、想像していたより遥かに高かったです。
日本にある彫刻専門の美術館としては、間違いなくトップクラスなのではないでしょうか。
その上で、フジサンケイグループの美術館らしく、
「楽しくなければ美術館じゃない」 と、サービス精神までもがトップクラス。

子供たちが中に入って遊ぶことができる彫刻があったり、

子ども

子ども  子ども


展望台を兼ねた高さ18メートルの《幸せをよぶシンフォニー彫刻》 なる彫刻があったり、

シンフォニー  

シンフォニー  シンフォニー
(写真左は、登り切った上からの眺め。写真右はステンドグラスが全面にはめ込まれた内部の様子です)


他にも、足湯があったり、吊り橋があったり、季節の花々が咲き誇っていたり。
楽しさを挙げていったら、キリがありません。

そして、何より箱根の山々を背景に、
抜けるような青空の下で彫刻を眺めるという体験は、感動モノ。

彫刻の森  彫刻の森


これで、入館料が大人1600円は、かなりお得だと感じましたし、
東京から3時間くらいかけてでも行く価値は、大いにアリだと思いました。
ここまで一日居ても飽きない美術館は、箱根彫刻の森美術館くらいではないでしょうか。
ともあれ、今まで一度も訪れなかったことを、心の底から反省です。


さてさて、そんな箱根彫刻の森美術館は、常設展示作品があるだけではなく。
本館ギャラリーでは、企画展も開催されています。
(もちろん、その値段も入場料に含まれています!)
現在開催されているのは、本館ギャラリーの内外を使った 箱根彫刻の森美術館 で、
神戸・六甲山を舞台にした現代アートイベント 『六甲ミーツ・アート芸術散歩』 の出張版的な企画展です。

過去4回の 『六甲ミーツ・アート芸術散歩』 の出展作家より、イチハラヒロコさんや、

イチハラヒロコ  イチハラヒロコ


しりあがり寿さん、

しりあがり寿


足立喜一郎さんら、

足立
足立


選ばれた計8人の作品が箱根彫刻の森美術館をジャックしています!
どの作品も、かなりインパクトがありましたが。
5月2日~6日、8月9日~13日だけ展示 (?) される角野晃司の作品のインパクトは衝撃的なレベル。

蓑虫なう


木の一部を、よ~く見ると、そこには・・・

蓑虫なう


蓑虫に扮した角野晃司さんの姿が!
その名も、 《蓑虫なう》 !!
蓑虫になって箱根彫刻の森美術館に来た人と交流しながら、Twitterで呟くという作品なのだとか。
くだらないにもほどがあります(笑)
しかし、展示期間中は、一日、下に降りてこないとのこと。
その努力は、尊敬に値します。


デフォルトで楽しく賑やかな箱根彫刻の森美術館なのに、
“ミーツ・アート森の玉手箱” が開催されていることで、さらに楽しく賑やかに。
3ツ星です。
星星星



最後に、箱根彫刻の森美術館のCMでお馴染みの作品を。

いつもの


「あ、いつもCMで見てるヤツだ!」 とパシャリ。
見渡せば、周りの人も、この作品をパシャリ。
恐るべし、CM効果。




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