東京オペラシティアートギャラリーで開催中の現代アート展、
“幸福はぼくを見つけてくれるかな?” に行ってきました。
思わず、 「いいとも!」 と答えたくなってしまう、この不思議な美術展タイトルは、
今回の出展作品の一つである 《無題》 というインスタレーション作品にちなんで、付けられています。
こちらは、照明の落とされた室内の壁一面に、日本語・英語・ドイツ語・フランス語の4言語で、
さまざまな質問が映し出されるというペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイスの作品です。
哲学的でハッとさせられる質問から、どうでもいい質問まで。
ランダムに浮かび上がる質問に、ついつい回答を用意してしまっている自分がいました。
この質問の一つが、 「幸福はぼくを見つけてくれるかな?」 だったのです。
さてさて、美術展の本タイトルも気になりましたが。
個人的には、サブタイトルの “石川コレクション(岡山)からの10作家” も気になりました。
“石川コレクション?しかも、岡山。一体、何者??”
実は、石川コレクションの石川さんとは、
宮崎あおいのCMでお馴染みのアースミュージック&エコロジーを手掛ける会社の社長・石川康晴氏。
新世代のアパレル業社長は、新世代のアートコレクターでもあるようです。
ちなみに、石川コレクションの中心となるのは、コンセプチュアルなアート作品。
今回紹介されていた作品は、ペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイスを含め、
どれもこれもコンセプチュアルなアート作品ばかりでした。
そういう意味では、良くも悪くも、
“う~ん、難しいなぁ”
と唸らざるを得ない (?) 王道の現代アート展だった気がします。
今回出展されている10作家の作品の中で、唯一、 「(* ̄m ̄)ププッ」 となったのが、
島袋浩道さんの 《わけのわからないものをどうやってひきうけるか?》 というビデオ作品。
ドイツ人の女学生に、日本語の歌を歌詞の意味のわからないまま歌わせるという作品です。
彼女が歌わされていたのは・・・・・
石原裕次郎の 『夜霧よ今夜も有難う』 。
この絶妙な選曲が、ツボに入りました。
ちなみに、展示リスト上では、もう1つ面白そうな作品が紹介されていました。
それは、ピエール・ユイグの 《ネーム・アナウンサー》 。
なんでも展示室の入り口でアテンダントさんが、来館者の名前を呼ぶという作品なのだそうです。
これは面白そう!アテンダントはぼくを呼んでくれるかな?
・・・・・・が、何度か入り口付近を通ってみましたが、名前は呼ばれませんでした。
結果的に、無視されたみたいな形になって、ちょっとショックです (笑)
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幸福はぼくを見つけてくれるかな?
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