ワールドカップまで、あと1週間。
そんな本日は、うらわ美術館で開催中の “サッカー展、イメージのゆくえ。” をご紹介いたします。
こちらは、今年でめでたく開館15周年を迎えたうらわ美術館の記念に開催されている美術展です。
というのも、うらわ美術館のあるさいたま市は、
日本で唯一、J1のサッカーチームが2チーム所在するサッカー熱の高い都市。
街のいたる所で、浦和レッズと大宮アルディージャのフラッグやポスターを目にすることが出来ます。
確かに、うらわ美術館の記念展として、
「これ以上に相応しいテーマは無いのでは?」 と思うくらいに、しっくり来るテーマです。
・・・・・・・が。
そもそも、サッカーをテーマにしたアート作品ってありましたっけ?
一つも思い浮かびません。。。
それだけに、どんな美術展に仕上がっているのか、興味津々です。
いざ、キックオフ。
まず美術展は、 『FOOTBALL/「足」と「球」をめぐって』 という章から始まりました。
スパイクをモチーフにしたギュンター・ユッカーの 《スパイク・シューズ》 のように、
サッカーを直接連想出来る作品もあるにはありましたが。
戸張孤雁の 《足芸》 のように、
「足」 ということだけで代表入りした作品や、
モンドリアンの絵画を立体化させた岡崎和郎の 《P.M.ボール》 のように、
「球」 ということだけで代表入りした作品も多かったです。
サッカーで言えば、泥臭いプレーのような印象でしたが (笑)
サッカー展に、これらの作品をねじ込んでしまう姿勢は、僕は嫌いじゃなかったです。
続く、 『サッカー以前/蹴鞠・民衆のフットボール』 や、
『明治―大正―昭和戦前期/サッカー導入・モダニズム・オリンピック・美術』 の章では、
日本古来のリフティング文化 (?) 蹴鞠関連の資料に始まり、
明治時代にサッカー文化が輸入された際の資料や、 “ベルリンの奇跡” に関する資料が展示されていました。
美術展というよりはサッカーミュージアムのような内容。
サッカーファンには興味深い展示だと思います。
そして、 『戦後―現代/ワールドカップポスター・『ぴあ』を飾ったサッカー選手たち・サッカーマンガ』 の章へ。
こちらも資料が展示の中心ですが。
天明屋尚さんが手がけたFIFA公式アートポスターや、
同じくアンドレアス・グルスキーが手がけたFIFA公式アートポスターなど、
アートな作品がチラホラ。
さらには、サッカー選手が表紙を飾った 『ぴあ』 と、その原画の展示も。
なんかテンションが上がりました (笑)
でも、もっと、なんかテンションが上がったのが、
歴代のサッカーマンガがズラリと並べられた展示コーナー。
『キャプテン翼』 や 『シュート!』 はもちろん。
現在人気連載中の 『GIANT KILLING』 や、かつて少年マガジンで連載されていた 『オフサイド』 の姿まで。
それらの中には、
「さすがに、これは無いだろう・・・(笑)」
と諦めていた 『やったね!ラモズくん』 もありました。
(↑僕が少年時代にコロコロコミックで連載されていたマンガです)
この展示コーナーだけでも、うらわ美術館の本気ぶりが伺えます。
最後の章は、 『サッカーをめぐる現代のアート/日比野克彦・小沢剛・倉重迅・金氏徹平』 。
日比野克彦さんの 《SOCCER STADIUM》 をはじめ、
サッカーを題材にした現代アート作品の数々が紹介されていました。
個人的には、決定打に欠ける作品が多かった気がしました。
サッカーと現代アートは、あまりマッチしないのでしょうか。
ともあれ、サッカーというテーマで、
これだけ幅の広い展覧会を開催できる美術館は、そうそうありません。
さすがうらわ美術館。
ファンタジスタです。
10位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在11位)
皆様、下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
そんな本日は、うらわ美術館で開催中の “サッカー展、イメージのゆくえ。” をご紹介いたします。
こちらは、今年でめでたく開館15周年を迎えたうらわ美術館の記念に開催されている美術展です。
というのも、うらわ美術館のあるさいたま市は、
日本で唯一、J1のサッカーチームが2チーム所在するサッカー熱の高い都市。
街のいたる所で、浦和レッズと大宮アルディージャのフラッグやポスターを目にすることが出来ます。
確かに、うらわ美術館の記念展として、
「これ以上に相応しいテーマは無いのでは?」 と思うくらいに、しっくり来るテーマです。
・・・・・・・が。
そもそも、サッカーをテーマにしたアート作品ってありましたっけ?
一つも思い浮かびません。。。
それだけに、どんな美術展に仕上がっているのか、興味津々です。
いざ、キックオフ。
まず美術展は、 『FOOTBALL/「足」と「球」をめぐって』 という章から始まりました。
スパイクをモチーフにしたギュンター・ユッカーの 《スパイク・シューズ》 のように、
サッカーを直接連想出来る作品もあるにはありましたが。
戸張孤雁の 《足芸》 のように、
「足」 ということだけで代表入りした作品や、
モンドリアンの絵画を立体化させた岡崎和郎の 《P.M.ボール》 のように、
「球」 ということだけで代表入りした作品も多かったです。
サッカーで言えば、泥臭いプレーのような印象でしたが (笑)
サッカー展に、これらの作品をねじ込んでしまう姿勢は、僕は嫌いじゃなかったです。
続く、 『サッカー以前/蹴鞠・民衆のフットボール』 や、
『明治―大正―昭和戦前期/サッカー導入・モダニズム・オリンピック・美術』 の章では、
日本古来のリフティング文化 (?) 蹴鞠関連の資料に始まり、
明治時代にサッカー文化が輸入された際の資料や、 “ベルリンの奇跡” に関する資料が展示されていました。
美術展というよりはサッカーミュージアムのような内容。
サッカーファンには興味深い展示だと思います。
そして、 『戦後―現代/ワールドカップポスター・『ぴあ』を飾ったサッカー選手たち・サッカーマンガ』 の章へ。
こちらも資料が展示の中心ですが。
天明屋尚さんが手がけたFIFA公式アートポスターや、
同じくアンドレアス・グルスキーが手がけたFIFA公式アートポスターなど、
アートな作品がチラホラ。
さらには、サッカー選手が表紙を飾った 『ぴあ』 と、その原画の展示も。
なんかテンションが上がりました (笑)
でも、もっと、なんかテンションが上がったのが、
歴代のサッカーマンガがズラリと並べられた展示コーナー。
『キャプテン翼』 や 『シュート!』 はもちろん。
現在人気連載中の 『GIANT KILLING』 や、かつて少年マガジンで連載されていた 『オフサイド』 の姿まで。
それらの中には、
「さすがに、これは無いだろう・・・(笑)」
と諦めていた 『やったね!ラモズくん』 もありました。
(↑僕が少年時代にコロコロコミックで連載されていたマンガです)
この展示コーナーだけでも、うらわ美術館の本気ぶりが伺えます。
最後の章は、 『サッカーをめぐる現代のアート/日比野克彦・小沢剛・倉重迅・金氏徹平』 。
日比野克彦さんの 《SOCCER STADIUM》 をはじめ、
サッカーを題材にした現代アート作品の数々が紹介されていました。
個人的には、決定打に欠ける作品が多かった気がしました。
サッカーと現代アートは、あまりマッチしないのでしょうか。
ともあれ、サッカーというテーマで、
これだけ幅の広い展覧会を開催できる美術館は、そうそうありません。
さすがうらわ美術館。
ファンタジスタです。
10位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在11位)
皆様、下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!