今、子どもたちの間で、 『妖怪ウォッチ』 が大ブーム!
そのブームに乗っかったわけではないようですが、
現在、太田記念美術館では、特別展 “江戸妖怪大図鑑” が開催されています。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)
こちらは、浮世絵版画における妖怪画の全貌を探る展覧会で、
「化け物」 ・ 「幽霊」 ・ 「妖術使い」 と、異なるカテゴリーで3期にわたって開催。
その幕開けを飾る 「第1部 化け物」 の会期は、7月27日までとなっています。
会場には、土蜘蛛やら、
化け猫やら、
海坊主やら、
よくわらないのやら、
化け物が、いっぱいいました。
あまりに次から次へと登場するので、怖がっているヒマはありません。
怖がりの人でも、安心して訪れることの出来る展覧会です。
数いた化け物たちの中でも、特に印象的だったのが、
歌川国芳の 《本朝三勇士》 のセンターに描かれたヤツ。
チャッキーか?!
それから、歌川芳盛の 《昔ばなし舌切雀》 に描かれた・・・
強欲なおばあさんです。
つづらから登場しているどの妖怪たちよりも、妖怪のようなビジュアル。
俗にいう、お化けよりも生身の人間のが怖い、というヤツですね (←それとは違う)
最後に、今回もっともツボにはいった作品をご紹介。
月岡芳年の 《東京開化狂画名所 柳橋書画会画工の狼藉 深川木場川童臭気に辟易》 です。
今回の展覧会的には、下段の 『深川木場川童臭気に辟易』 がフィーチャーされています。
河童をおならで撃退。
全小学生男子、爆笑確実の1カットです。
こちらも、もちろん面白かったのですが、
個人的には、フィーチャーされていない方の 『柳橋書画会画工の狼藉』 がツボ。
キャプションが無いので、絵から想像するより他ないですが、
おそらく書画会で画工が観客に向かって墨を巻き散らかすという事件が起きたのでしょう。
化け物というより、バカ者。
画工のノリが、完全にビートたけしです (笑)
制止しようとしている緑の着物の人が、だんだんガダルカナル・タカに見えてきました。
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江戸妖怪大図鑑
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