今年も、この季節がやってまいりました!
そう、文化庁メディア芸術祭です。
この文化庁が主催しているアートとエンターテインメントの祭典も、
すっかり定着して( 『メ芸』 と略すらしい) 、今年で15回目を迎えました。
前回、前々回同様に、会場は、国立新美術館です。
会期は、3月4日まで!
平成23年度の文化庁メディア芸術祭の受賞作品が、
一挙に、しかも無料 (!) で、楽しめてしまう、お祭り的なアートイベントゆえ、
毎年、本当に楽しみにしているのですが。
ですが・・・。
楽しみにしすぎたせいか、
今年のは、例年よりも、パッとしない印象でした。
会場にも、例年のような活気がなく。。。
とりあえず、毎年恒例なので、
4つの部門それぞれの感想を述べてみます。 (←ちょっとやる気が足りない)
まずは、アニメーション部門。
今年の大賞受賞作は、こちら↓
『魔法少女まどか☆マギカ』 です。
全く観たことはないのですが、
面白いらしいという情報は、ちらほら耳にしていました。
文化庁メディア芸術祭の大賞を受賞するくらいですから、きっと面白いのでしょう。
機会があったら、観ることにしましょう (覚え書)
この 『魔法少女まどか☆マギカ』 をはじめ、
他の受賞作も、観たことない作品ばかりでした。
自分が、いかにアニメに疎いか痛感しました。
続いて、マンガ部門。
大賞を受賞したのは、岩岡ヒサエさんの 『土星マンション』
・・・し、知らない。
他、優秀作として、
『皺』・『秘密 トップ・シークレット』・『あの日からのマンガ』・『ファン・ホーム―ある家族の悲喜劇―』
の4作品が受賞。
・・・ど、どれも知らない。
自分が、いかにマンガに疎いか痛感しました。
ただ、エントリー作品の中に、
僕もよく知ってる 『かりあげ君』 があって、ちょっとホッとしました。
しかし、 『かりあげ君』 とメディアアートって、
かなり対極的な位置にいる気がします (笑)
お次は、エンターテインメント部門。
今年は、スマホのアプリが、いくつも受賞しているのが、印象的でした。
ちなみに、大賞受賞作も、スマホにまつわる作品。
《SPACE BALLOON PROJECT》 です。
こちらは、スマートフォンGALAXY SⅡを特殊なバルーンに載せ、
アメリカ・ネバダ州から上空30,000mの成層圏へとフライトさせたプロジェクト。
Twitterなどで募集した “宇宙へ届けたいメッセージ” が、
宇宙を飛行中のGALAXY SⅡに表示されるという画期的な広告プロジェクトだったのだとか。
今や、広告も宇宙に旅立つ時代なのですね!
また、エンターテインメント部門コーナーには、こんな謎の着ぐるみも・・・ (笑)
実は、このキャラクター。
クドカンや阿部サダヲらが率いるロックバンド “グループ魂”のMVに登場しているモノ。
初めて耳にする曲でしたが、おふざけなしで、意外とイイ曲でした。
MVは、結構おふざけでしたが (笑)
最後は、アート部門 。
一番印象的だったのは、
大賞受賞作よりも、新人賞を受賞した植木秀治さんの 《HIMATSUBUSHI》 という映像作品。
映像に流れるのは、実際に、東京から静岡までの車窓から見える光景。
・・・と言っても、 『世界の車窓から』 的な映像ではありません。
その車窓の光景に、走ったり飛び跳ねたりする白い人影のキャラクターが合成されているのです。
百聞は一見に如かず。
作品の一部をご覧くださいませ↓
“こんな妄想したことあるあるw” な映像作品です。
しかし、東京から静岡までの道のりは、62分35秒 (!) 。
映像作品としては、さすがに、長い (笑) !!
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第15回文化庁メディア芸術祭
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