今回ご紹介するのは、この夏最も話題を集めている展覧会。
森アーツセンターギャラリーで開催中の “特別展 ガウディ×井上雄彦 ‐ シンクロする創造の源泉 ‐” です。
あの天才建築家アントニ・ガウディと、カリスマ漫画家井上雄彦さんがコラボをする展覧会。
そう聞いて、
「要チェックや!!by相田彦一」
と、色めきだったスラムダンク世代の男子は少なくないはずです。
僕もスラムダンク世代として、この展覧会の開催を心待ちにしていました。
そして、同時にドキドキもしていました。
果たして、アントニ・ガウディと井上雄彦さんのコラボは、上手くいくのだろうかと。
このコラボは、あまりにも未知数。
どんな世界が広がるのか、全く想像がつきません。
と、期待と不安が入り混じった不思議な感情で、展覧会を観賞したわけですが。
結論から言いますと、見事にガウディと井上さんはコラボしていたと思います。
ただ、あくまで個人的な印象ですが、パワーバランスとしては、ガウディ7:井上雄彦3だったような。。。
今展覧会のために井上さんが和紙に墨で描いた新作からは、
ライブ感のようなものが感じられ、もちろん惹き込まれたのですが。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)
それを凌駕するように、ガウディの圧倒的で独創的な造形力に、すっかり魅了されてしまいました。
建築の門外漢の自分でも、魅了されたわけですから、
改めて、ガウディが天才建築家であることを実感させられた気がします。
ガウディとのコラボという意味では、井上雄彦さんよりも、
むしろ、この展覧会を企画した人たちとのコラボに感銘を受けました。
ガウディをイメージしたタイルを床に敷き詰めたり、
ガウディを彷彿とさせる曲面の壁を設置したり、
ガウディの制作した家具の周囲にプロジェクションマッピングを投影してみたり、
さまざまな演出でガウディの魅力を最大限に引き出していました。
想像していたよりは、 “建築展×マンガ展” という感じではなかったですが、
ガウディの生涯にスポットを当てた一つの建築展として、純粋に楽しかったです。
ちなみに、ついつい井上雄彦さんの作品やら、
ガウディの作った家具やら模型ばかりに目が向かいがちですが。
今回の展覧会には、ガウディの学生時代の課題設計をはじめ、
とても貴重な資料も、サラッと展示されています。
これから足を運ばれる方は、どうぞ隅々まで目を凝らしてお楽しみくださいませ。
で、目と脳と足が疲れたなら・・・
途中に設置されたガウディが設計した椅子で休みましょう。
お尻でもガウディ作品を楽しむことが出来る展覧会です。
10位以内キープを目指して、ランキングに挑戦中!(現在3位)
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特別展 ガウディ×井上雄彦 ‐ シンクロする創造の源泉 ‐
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