羽田空港内にあるディスカバリーミュージアムで開催中の・・・
“永青文庫コレクション 細川家の絵師たち展” に行ってきました。
こちらは、肥後熊本54万石の大名であった細川家に仕えた御用絵師たちの作品を紹介する美術展です。
なので、矢野吉重やら、
山本探川やら、
聞いたことの無い絵師たちの名前が次々に登場します。
ハッキリ言って、美術展としては、かなり地味です (笑)
が!
絵師のネームバリューこそ無いものの、 「これは!?」 と思う作品が3点ありました。
出展数10点のうち3点。
3割あれば、大したものです。
しかも、入場無料。
まず、 「これは!?」 と思った1点目は、杉谷行直の 《富士登山図巻》 。
7月27日まで開催されていた前期では、図巻のこちらの部分が紹介されていたそうですが↓
7月29日から始まった後期では、場面が切り替わり・・・
富士山の頂上からの眺めが紹介されています。
今と違って、5合目まで車で行けるわけでもなく。
8合目に山小屋があったわけでもなく。
そんな時代に富士登山を、しかも、ただの絵師が成し遂げたということに感動です。
続いて、狩野伊圭弘信による 《耇姫像》 です。
描かれているのは、細川家10代斉茲 (なりしげ) の6女であった耇姫 (こうひめ) 。
とても愛らしい女の子であるのは十分伝わってきますが・・・
なにぶんヘアースタイルが。。。
こういう時代だったのでしょうが、
この時代の人は、このヘアースタイルで、 「ウチの娘、カワイイ~」 と思えたのでしょうか。
ヤンママの子供が後ろ髪伸ばされているくらいに、見ていて、やるせない気持ちになりました。
最後は、18世紀後半の絵師たちが描いた動物写生図を貼りまとめた画帖 《珍禽奇獣図》 をご紹介。
これまで沢山の動物画を見てきましたが、間違いなく3本の指に入る可愛さ!
つぶらな瞳がたまりません!!
『世界名作劇場』 に登場しても違和感ないほどカワイイです。
10位以内キープを目指して、ランキングに挑戦中!(現在3位)
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永青文庫コレクション 細川家の絵師たち展
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