昨日は、 “あざみ野こどもぎゃらりぃ2014” に行ってきました。
こちらは、横浜市民ギャラリーあざみ野で毎年開催されている子どものための展覧会です。
こども向けの展覧会ではありますが、こどもしか楽しめない展覧会ではありません。
大人だって十分に楽しめる展覧会なのです。
9回目となる今回は、3人の作家が参加しています。
まず一人目は、近藤晃子さん。
展示スペースに張り巡らされているのは、ゴムひも。
そして、そのゴムひもに、たくさんのボタンが付けられています。
そういう手芸の作家さん (?) の作品なのかと思っていたら、
実はこちらは、近藤晃子さんと一緒に皆でボタンに飾りをつけていく参加型の作品なのだとか。
会場にいた子供たちは、実に楽しそうにオリジナル飾りをボタンに取り付けていました。
会期最終日には、どんな賑やかな作品になっているのか興味津々です。
続いて二人目は、重田佑介さん。
こちらが、彼の 《がそのもり》 という作品です↓
「何もないじゃん!」 と思った方、まぁ、そう焦らずに。
まずは、こちらの白い本を一冊手に取りましょう。
表紙だけでなく、ページを開いても、真っ白。
「やっぱり何もないじゃん!」 と思った方、この白い本を手に、会場を歩いてみてください。
すると・・・
あら不思議。
本にドラクエ風のビット絵が現れたではないですか!
そういう魔法なのです・・・と言いたいところですが、
実際は会場の上から映像が投影されており、白い本がスクリーン代わりになったということなのです。
(なので、白い服を着ている人は、その服にも絵が現れます。)
会場を歩くと、いろんな童話のキャラクターを発見することが出来ます。
赤ずきんちゃんがいたり、
さるかに合戦のオールキャストがいたり、
ガリバーがいたり。
他にも、桃太郎や 『金の斧銀の斧』 の木こりなどもいますので、
本を片手に会場の隅々まで探し回って、さまざまな物語をお楽しみくださいませ。
さらに、これらは、静止映像でなくアニメーション。
「永遠に観ていられるのでは?」 というくらいに、ハマる作品でした。
そして、3人目は、富田菜摘さん。
お会いするのは、昨年のギャラリーでの個展2連発以来ですが。
相変わらず・・・いや、さらにパワーアップした楽しげな世界が広がっていました。
「パオーン!」 ではなく、 「パッパラッパッパー!」 と鳴くであろうゾウのその子や、
懐かしのNINTENDO64のコントローラーで出来た前足がチャーミングなサイの銀次郎など、
富田菜摘とゆかいな仲間たちには、新キャラが加わっていました。
僕が一番心を奪われたのは、ラクダの春男。
思わず 「よしよしヾ(´∀`*)」 としてあげたくなるほどのつぶらな瞳にやられました。
本物のラクダは飼えないけど、春男なら飼いたいです。
ちなみに、子どものための展覧会ということで。
ふれあい広場も用意されていました。
ゾウガメにのった少年が笑顔いっぱいだったのが印象的でした。
これだけ楽しい展覧会でありながら、なんと無料です。
横浜近辺にお住まいのお子様連れの皆様。
東京ディズニーランドに行くよりも、
お台場新大陸に行くよりも、東京サマーランドに行くよりも、断然お得です。
また2階の展示室では、近隣の小学校の5年生たちが写真に撮った 「私の大切なもの」 が展示されています。
微笑ましいものが数多くありましたが、中には、子どもならではの自由な作品も。
個人的に印象に残ったのは、こちらです↓
(注:名前の部分は伏せてあります)
彼が、大切にしているものは、100枚近くのトレーディングカード。
それを、積み重ねた状態で紹介するという斬新さ。
この発想は、大人にはないでしょう。
そして、最も自由だったのは、彼の作品↓
皆が皆、 「私の大切なもの」 を紹介している中で、
『新宿のTOTOのショールームにいきました。』 と、
全く 「私の大切なもの」 と関係なく、自分の日常を報告したツワモノ。
彼は、きっと将来大物になります。
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あざみ野こどもぎゃらりぃ2014
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