日本科学未来館で開催中の “トイレ?行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい” に行ってきました。
こちらは、これまでミュージアムで取り上げられることがなかった・・・
「トイレ」 と 「うんち」
に真正面から向き合った展覧会です。
これまでに何度も日本科学未来館に訪れていますが、
かつてないほどに、小学生 (それも男子!) がテンション上がりまくっている展覧会でした。
やはり、いつの時代も子供たちにとって 「トイレ」 と 「うんち」 は笑いの鉄板のようです。
さてさて、 「トイレ」 と 「うんち」 をテーマにした展覧会と聞いて、顔をしかめた方もいらっしゃることでしょう。
しかし、内容は、いたって真面目。
楽しくて、かつタメになる展覧会です。
決して、クソ展覧会ではありません。
こちらのトイレの扉風の入り口を抜けると・・・
そこには、日本が世界に誇る最先端トイレの姿が。
確かに、改めて観てみると、佇まいに気品すら感じられます。
プロローグは、人間に対するトイレの怒り。
彼らは、かなり怒っているようです。
ちなみに、このプロローグ部分を担当したのは、
森三中の大島さんの夫としてもお馴染みの人気放送作家・鈴木おさむさん。
それだけに、単なる子どもダマシ的な内容でなく、コンテンツとしてしっかり完成されていました。
展覧会は、まず 「うんち」 について知ることから始まります。
うんちの模型が、色・形ともに、かなりリアル。
子どもたち、大爆笑でした。
(自主規制でモザイクをかけました)
そんなコーナーの中で、もっとも衝撃だったのが、こちら↓
うんちの匂いを消すのではなく、うんちの匂いを生かして匂いを消すのが、今の技術なのだとか。
そこで、うんちの匂いと、香料と、うんちの匂い+香料の3種類のテスターが用意されていました。
用意されているからには、嗅がなくてはならないのか?!
うわ~、絶対、イヤだ。。。
とは言え、ブログの読者さんに伝えるという使命があります。
嗅ぎますよ。嗅ぎますとも。
それでは、うんちの匂いをば・・・クンクン( ̄∞ ̄)
「Oh my God!!!」
不愉快。
うんちの匂いを嗅ぐために、アートテラーになったのではありません!
嗅いだからには、うんちの匂い+香料も・・・クンクン( ̄∞ ̄)
“あ、確かに、匂わない!”
いや、でも、何も、実演しなくても。
勇気のある方、是非、会場で嗅いでみてください。
ちなみに、うんちについて知るコーナーでは、うんちを作るワークショップも開催されているみたいです。
気になります。
「うんち」 について知ったあとは、 「トイレ」 についてお勉強。
トレイでの過ごし方や最新トイレの情報だけでなく、江戸時代のトイレも紹介されていました。
当時の富裕層は、染付のトイレを使っていたのだそうです。
トイレについて学んだあとは、今回の展覧会の目玉がいよいよ登場。
こちらのうんち帽をかぶって・・・
うんちの気持ちになって、トイレのすべり台を滑り下りましょう。
出すのも爽快感がありますが、出されるのも爽快感がありました (笑)
滑り終わると、これまでの楽しかった雰囲気を一旦水に流して、ちょっと真面目なコーナーに。
トイレとうんちについて、いろいろな側面から考えさせられます。
小学生には死活問題とも言える学校でのトイレ問題から、
老いと排泄の問題、
そして、震災におけるトイレ問題まで。
ちょっと真面目どころか、かなり真面目なコーナーでした。
まさか、トイレから社会問題にまで繋がるとは。
エピローグは、ふたたび鈴木おさむさんのプロデュース。
トイレたちによる大合唱で幕を閉じます。
意外にも、少し感動してしまいました。
名曲です。
子どもウケを狙って、安易に 「トイレ」 や 「うんち」 をテーマにしたのかと思いきや。
真剣にきばって考えられた展覧会といった印象でした。
大人もウンウン唸らせられる展覧会です。
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トイレ?行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい
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