現在、ブリヂストン美術館では、“絵画の時間 24のエピソード” という美術展が開催中。
こちらは、絵画作品に見え隠れする 「時間」 に注目し、24のエピソードを紹介する美術展です。
・・・・・・・というていの常設展でした (笑)
ジャン=バティスト・パテルの 《水浴》 や、
フェリックス・ヴァロットンの 《入浴》 など、
ブリヂストン美術館の常設展で展示されてこなかったような作品もあるにはありましたが。
出展されている約160点のうちの9割くらいは、常設展でお馴染みもお馴染みの作品。
「ブリヂストン美術館のことならなーんでも知っている、ヘビーユーザーのとに~です。」
(出典:ブックオフ)
としては (?) 、あまり新鮮味の感じられない内容でした。
が、初めてブリヂストン美術館を訪れる方にとっては、
ブリヂストン美術館コレクションのベストofベストが見られるまたとないチャンス。
ブリヂストン美術館にはもってこいの美術展と言えましょう。
とは言え、展示されている作品は、目にしたことがあるものばかりでしたが。
紹介されている24のエピソードは、耳にしたことがないものが多かったです。
特に印象的だったのは、ウジェーヌ・ブーダンの 《トルーヴィル近郊の浜》 に関するエピソード。
以前より、なぜ、この人たちは、浜辺で着飾っているのだろうか謎だったのですが。
この当時、浜辺で潮風を浴びたら健康になると信じられていたのだとか。
海水浴ならぬ海浜浴。
楽しいのか。
また、改めてブリヂストン美術館コレクションをまとめて目にしたことで、
これまでは気に止まらなかった作品に、目が向くということもありました。
やはり、同じ作品でも何度も通って観ることは大切ですね。
今回、特に惹かれたのは、藤島武二の 《東海旭光》 でした。
風景画としてどうこうというよりも、 「カラフルで美味しそうだなぁ。」 というのが率直な感想。
サーティワンアイスクリームのフレーバーにありそうです。
それと、岸田劉生の 《麗子坐像》 も印象的でした。
これまで、いろいろな麗子像のパターンを目にしてきましたが。
この 《麗子坐像》 の麗子は、テンションが低すぎです。
「あぁ、モデル、疲れたわ~。」
たまには、そんな日もあるでしょう。
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絵画の時間 24のエピソード
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