思いもかけず勅使河原蒼風を見つけてしまったので、足を取られてしまいましたが。
ザ・キャピトルホテル東急を訪問した当初の目的は、こちらの壁画です。
もともとは前身であるキャピトル東急ホテルの 「みさおラウンジ」 に展示されていたのだそうですが。
現在は、幅の狭い通路の側面に設置されているため、
全体像を観るには、斜めから見るより仕方ありません。
なんとも窮屈。
新・無料で観れる 美術百選 040 横山操 《富士》
描いたのは、 “戦後日本画の革命児” と呼ばれた日本画家・横山操。
迫力ある富士山を描かせたら右に出るものいない横山操作品の中でも、
この 《冨士》 から発せられる迫力は、おそらく最大クラスなのではなかろうか。
母のような富士山。
父のような富士山。
富士山は、いろいろな表情を見せてくれますが、
この横山操が描いた 《冨士》 は、鬼のような富士山。
登る気は全くしません。
雷鳴の轟き方が尋常ではないです。
完全に怒っていますね。
この富士山は。
たぶん、原因は、 「みさおラウンジ」 から場所を移されたからでしょう。
もっと広々した場所に飾って頂きたいものです。
今のままでは、作品も観る人も不幸な気がします。
<無料で観れる美術 データ>
ザ・キャピトルホテル東急
住所:東京都千代田区永田町2-10-3
アクセス:○東京メトロ千代田線・丸ノ内線 「国会議事堂前駅」 直結
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新・無料で観れる 美術百選 《ザ・キャピトルホテル東急その2(東京都千代田区)》
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