スイスが誇る美の殿堂・チューリヒ美術館のコレクションの中から、
選りすぐりの74作品を紹介する “チューリヒ美術館展” が、いよいよ開幕しました。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)
入り口は、なんとなくビックロを彷彿とさせる感じになっています。
あくまで、なんとなく、ですが。
さらに、会場も、なんとなくビックロを彷彿とさせるほどに (?) 、品揃えが充実していました。
アンリ・ルソーの作品あり、
《X氏の肖像(ピエール・ロティ)》 1906年
©2014 Kunsthaus Zürich. All rights reserved.
パウル・クレーの作品あり、
《スーパーチェス》 1937年
©2014 Kunsthaus Zürich. All rights reserved.
フェリックス・ヴァロットンの作品あり、
《日没、ヴィレルヴィル》 1917年
©2014 Kunsthaus Zürich. All rights reserved.
そして、今展覧会の目玉であるモネの作品あり。
《睡蓮の池、夕暮れ》 1916/22 年
©2014 Kunsthaus Zürich. All rights reserved.
ちなみに、こちらのモネの睡蓮の絵は、普段よく目にするようなモネの睡蓮の絵とは違い・・・
(作品の前で解説するチューリヒ美術館主任学芸員フィリップ・ピュトナー氏)
なんと高さ2m、幅6mもある超大作です。
作品を観賞するというよりも、もはや作品に包まれるという体験が出来ました。
この秋、必見。いや、必包の一枚です。
今回の展覧会の最大のポイントは、その展示スタイルにありました。
《睡蓮の池、夕暮れ》 のあるモネの展示室の後に続くのは、
ゴッホやセザンヌ、ゴーギャンらの作品が並ぶポスト印象派の部屋。
そのポスト印象派の部屋の次に続くのは、スイスを代表する巨匠ホドラーの部屋。
・・・と言った具合に、 「巨匠の部屋」 と 「時代の部屋」 が交互に並ぶように構成されています。
コンパクトな展示室が続くことで、テンポよく観賞することが出来ますし、
その上で、美術史の流れも追うことが出来るので、まさに一挙両得な展示スタイルでした。
展示作品にハズレ無し。
さらに、展示スタイルも考えられています。
さすが、チューリヒ。
安心・充実の美術展です。
ちなみに。
ミュージアムショップでは、スイス繋がりということで、
スイスに本社を置くネスレ社とコラボレーションした限定キットカットが発売されていました。
「巨匠のキットカット 赤」 と 「巨匠のキットカット 黒」 の2種類があります。
Have a break Have a 巨匠のKitKat。
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チューリヒ美術館展
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