本日ご紹介する美術展は、東京都現代美術館で開催中の “ミシェル・ゴンドリーの世界一周” です。
この展覧会の主役であるミシェル・ゴンドリーは、
ダフト・パンクの 『Around the world』 のミュージックビデオや、
映画 『エターナル・サンシャイン』 で知られる気鋭の映画監督。
しばしば “おもちゃ箱のような” と形容される独創的な映像世界に、ハマってしまう人が後を絶ちません。
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今回のミシェル・ゴンドリーの展覧会でも、もちろん彼の映像作品が上映されています。
が、普通でない映像を作るミシェル・ゴンドリーの展覧会。
当然、映像の上映の仕方も、普通ではありません。
まさかそんな斬新なスタイルで、彼の代表的なミュージックビデオ作品を上映するとは!
さすがミシェル・ゴンドリー。
実に秀逸なアイディアでした。
上映スタイルに関しては、ネタバレしないように、伏せておきます。
是非、皆様の目で (体全体で?) お楽しみくださいませ。
また、映像作品以外にも、ゴンドリーの最新作 『背の高い男は幸せ?』 のためのドローイングや、
ゴンドリーが監督した映画に登場した小道具の数々も紹介されています。
まさしくミシェル・ゴンドリーの世界を一周出来る展覧会でした。
ミシェル・ゴンドリーのファンは必見のプログラムです。
と、ここまで紹介したのは、この展覧会の第2部に当たる部分。
第1部の 「ホームムービー・ファクトリー」 は、
ミシェル・ゴンドリーのファンならずとも必見のプログラムです。
第1部の会場に足を踏み入れた途端、アナタはきっと驚きを隠せないはず。
まさか、美術館内に、こんな光景が広がっているとは!
驚くのは、これ (=レンタルビデオ屋の光景) だけではありません。
美術館内にリビングが出現したり、
路地裏が出現したり、
はたまた、美術館内に森が出現したり。
あり得ない光景の連続に、思わず、 「ナニコレ?」 と口に出してしまうこと必至です。
実は、これらは、すべて映画のセット。
会場には、これらを含めて全部で12の映画セットが用意されています。
「ホームムービー・ファクトリー」 とは、
これらのセットを舞台にしたオリジナル映画作りに挑戦出来るワークショップ型の体験展示。
“アイディア次第で誰でも映画が作れる” というゴンドリーのモットーを体現化したワークショップなのです。
この 「ホームムービー・ファクトリー」 のワークショップが開催されるのは、
毎週水曜日、土曜日、日曜日 (&祝日) の午前 (10:30~) と午後 (14:00~) の各日2回。
参加希望者は整理券を開催日に入手する必要があります。
ワークショップ自体は、3時間ほどの間に、
10人ほどのグループで、脚本からキャスティング、演出、撮影まですべて行うとのこと。
(インストラクターが創作活動をサポート!)
また、撮影後には、上映会が用意されているそうです。
ちなみに、セットだけでなく、撮影機材、そして衣装や小道具も用意されていました。
僕が訪れた日は、このワークショップが開催されていなかったので、
参加も、参加している人の様子を見学することも出来ませんでしたが。
想像するだけで、めちゃめちゃ楽しそうです。
人数的には、ワークショップに参加出来ない人のほうが多いでしょうから、2つ星。
運良く参加出来た人には、もれなく3つ星以上の体験が待っているはずですよ。
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ミシェル・ゴンドリーの世界一周
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