以前、無料で観れる 美術百選の第93回で、
レアンドロ・エルリッヒの 《Cloud》 という作品を紹介した際に、
┃噂によると、2014年には、
┃さらに大きなレアンドロ・エルリッヒ作品が、飯野ビルディングに完成とのこと。
┃2年後が、楽しみです。
と、締めくくったことを、覚えておいででしょうか?
その作品が、いよいよお披露目されましたので、いち早くレポートさせて頂きたいと思います。
その作品は、飯野ビルの目の前に11月7日にオープンしたばかりのイイノの森にあるそうです。
(飯野ビルの敷地内は写真撮影不可です。今回は特別に許可を頂いております)
まず一番に目についたのは、こちらの作品。
でも、明らかにレアンドロ・エルリッヒっぽくはありません。
こちらは、あいちトリエンナーレ2013に参加した彫刻家・平田五郎さんが、
旧飯野ビルディングの柱型に使用されていた白御影石を光の塔として再生した作品で、
タイトルは、 《空を見るために イイノの森のためのミナレット》 です。
日中に訪れたので、 “光の塔” な感じはしませんでしたが。
おそらく、夜になると、この中から光を放つのでしょう。
是非とも、夜の表情も観てみたいです。
さて、平田五郎さんの作品は見つかったものの。
肝心のレアンドロ・エルリッヒの最新作が見当たりません。
イイノの森の中をさまようこと数分。
“もしや、無いのでは・・・”
と、そう思い始めた時、森の中にある池が、キラリと光ったような気がしました。
近づいてみてみましょう。
あ、やっぱり気のせいでしたか。
どう見ても、普通の池ですね。
でも、普通の池なのに、水面に近づけるようになっているのが、ちょっと怪しいです。
水面に近づいてみてみましょう。
そして、水面を覗いた次の瞬間です。
「わ!!!」
怪しげなヤツが、こっちに向かってカメラを構えていました。
・・・・・・僕ですね。
鏡のような水面というか、まさしく鏡面。
そう、実は、この池こそが、特殊なステンレスを磨いて、
美しい池に見立てたレアンドロ・エルリッヒの最新作です。
その名も、 《The Pond》 。
つまり “池” です。
ちなみに、使われているステンレスは、飯野海運のケミカルタンカーのタンクで使用される特殊なステンレス。
キャプションにも、 (おそらく) 同じステンレスが使われていたのですが。
ピカピカすぎて、写真にキャプションの文字が映りません (笑)
(肉眼では、なんとか読むことが出来ます)
これから、 《The Pond》 は、飯野ビルディングの姿を映し込んでいくことでしょう。
<無料で観れる美術 データ>
イイノの森
住所 :東京都千代田区内幸町2-1-1
アクセス:○東京メトロ丸の内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」 C4出口直結
○JR・都営地下鉄浅草線・ゆりかもめ 「新橋駅」 より徒歩10分
○都営地下鉄三田線 「内幸町駅」 A6出口より日比谷シティ経由で直結
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無料で観れる 美術百選・番外編 ~レアンドロ・エルリッヒの最新作大公開!~
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