今年は有難いことに、1月2日からアートテラーのお仕事がありました。
2、3、4日と新宿伊勢丹で開催されていた “アートのチカラ -若手アーティストのWA-” の会場にて、
(その場のノリで) 若手アーティストたちと45分ノンストップでトークを繰り広げるという内容でした。
その時、出展されていた多くのアーティストたちの作品が、
伊藤忠青山アートスクエアにて展示されているとのことで、早速行ってまいりました。
その名も、 “羊がいっぱい! 展” 。
今年の干支・羊をテーマに35歳以下の若手アーティスト100人が制作した新作が会場を賑わしています。
若手アーティストとは言え、実力は確かです。
迷える子羊などでは決してなく、皆それぞれ、若くして自分の世界を確立していたのが印象的。
100人が100人、全く作風がカブっていませんので、見応えがありました。
この中に、未来の巨匠がいるかもしれません。
そう思うと、おのずと鑑賞に力が入ります。
まずは、 “アートのチカラ -若手アーティストのWA-” のトークショーの際に、
「45分内に作品を完成させることは可能ですか?」 という無茶ぶりをしたところ、
見事に完成させ、会場を盛り上げてくれた切り絵作家の菊地玲生さんの作品を発見!
(菊池さん、その節は大変お世話になりましたm(__)m)
「とに~さんのブログのファンなんです」 と、
カミングアウトしてくれた島田沙菜美さんの作品も発見しました。
(島田さん、この記事は読んでくれていますか?)
(写真右が島田さんの作品。黒色が特徴的で美しいです)
どの作品も個性があって、甲乙つけがたかったのですが。
特に印象に残った作品を、いくつか挙げるのならば、
1点は、ポップコーンで羊のモコモコ感を表現した先崎了輔さんの 《ヒツジポップコーン》 でしょうか。
それから、ポップコーンでなく金平糖を用いたヒカリタケウチさんの 《夢みがちな》 でしょうか。
いや、もっとも印象的だったのは、風見規文さんの作品でしょう。
その名も、 《古墳時代末期(5c‐6c)地層 羊が描かれた痕跡有り》 です。
まるで本物の地層を、そっくりそのまま切り取って額装したかのように見えますが。
そういうていで制作された作品です。
実際の土を使って制作されているそうです。
うっすら見える羊の絵は、もちろん古墳時代の人が描いたものでなく、風見さんの手によるもの。
古墳時代末期うんぬんというのは、風見さんによる完全なねつ造です (笑)
他にも紹介したい作品は、まだまだまだ・・・ (以下略) ありますが。
紙面の関係上、この辺りで。
きっと皆様も、お気に入りの若手アーティストが見つかるはずです。
決して羊頭狗肉な展覧会ではありません!!
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羊がいっぱい! 展
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