日本橋三越本店 新館7階ギャラリーで開催中の・・・
“琳派400年記念 岡田美術館所蔵琳派名品展 ~知られざる名作初公開~” に行ってきました。
一体どんな展覧会かと言いますと。
一昨年10月に箱根にオープンし、そのコレクションの質の高さで注目を集めた岡田美術館、
その自慢のコレクションが、初めて館外でまとまった形で紹介される貴重な展覧会です。
今回、出展されているのは、琳派作品を中心とした43件の岡田美術館コレクション。
その中には、岡田さんが東洋美術に目覚めるきっかけとなった、
岡田美術館のマスターピースともいうべきの尾形光琳作 《雪松群禽図屏風》 をはじめ、
(注:記事に使用している作品画像は、岡田美術館さんの許可を得て掲載されています)
俵屋宗達の 《明石図》 や、
酒井抱一の 《月に秋草図屏風》 も含まれていました。
どれも琳派作品として一級品。
期待していた以上に、岡田美術館コレクションの中でも重要なメンバーが送り込まれていました。
それも一堂に。
圧倒的すぎて、もはや威圧感すら感じたほどです (笑)
思わず、 『白い巨塔』 の総回診のシーンを思い浮かべてしまいました。
ただ、それ以上に圧倒的なのは、これだけのメンバーを送り込んでも、
岡田美術館には、まだまだスゴい東洋美術のコレクションがあるということ。
現在も、特に不自由することなく、 “大観・春草・御舟と日本美術院の画家たち” を開催しているほどです。
実は初日に行ったのですが、初日にも関わらず会場は満員御礼でした。
思うに、
「岡田美術館に一度は行ってみたい!
・・・でも、ちょっと遠い。そして、入館料2800円はちょっと高い。」
という方が、この機会を待ってましたとばかりに足を運んでいるのでしょうが。
岡田美術館を何度も訪れている僕の率直な意見としては、
今回の展覧会では、岡田美術館の魅力の1割しか紹介できていないと思います。
言うなれば、お試し版です。
今回の展覧会で、岡田美術館に行った気になってしまうのだけは要注意。
もし、展覧会を観て、 「岡田美術館ってスゴいな」 と、ちょっとでも思ったのなら、実際に行ってみるべしです。
というわけで、あえて1つ星。
3つ星は箱根に取っておきます (笑)
ちなみに、会場にポスターが紹介されていましたが。
4月3日より、あの喜多川歌麿の 《深川の雪》 が、再び公開されるとのことです。
前回見逃してしまったので (アートテラーのくせに) 、今回は絶対に行きます。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在3位です)
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岡田美術館所蔵琳派名品展 ~知られざる名作初公開~
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