すっかり国立新美術館の毎年2月の恒例行事となりました・・・
“文化庁メディア芸術祭 受賞作品展” に行ってまいりました。
アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門を対象に、
世界71ヶ国・地域の3853作品 (!) から選ばれたメディア芸術約160作品が一堂に紹介されています。
しかも、無料で!
これまでに 『バカボンド』 や 『ジョジョリオン』 が受賞しているマンガ部門の大賞には・・・
近藤ようこさんの 『五色の舟』 が。
『もののけ姫』 や 『魔法少女まどか☆マギカ』 が受賞しているアニメーション部門には・・・
ロシアのアニメーターによる短編アニメーション 『The Wound』 が決定していました。
恥ずかしながら (?) 、どちらも知りませんでしたが。
『五色の舟』 は原画が何点も、 『The Wound』 はイスが用意されていたので、ちゃんと堪能できました。
エンターテイメント部門の大賞に選ばれたのは・・・
Google の世界的AR陣取りゲーム 『Ingress』 でした。
ハマっている人は多いらしく、会場はかなり盛り上がっていました。
・・・・・が、ゲームに疎い僕は、 『Ingress』 が何なのかよくわからず。
キャプションを何度読んでみても、まったく理解できませんでした。
時代についていけない自分に、ただただ愕然としてしまいました。
そんな自分に気づけるのも、 “今” を取り上げる文化庁メディア芸術祭だからこそ。
ちなみに、エンターテイメント部門の他の受賞作品の中で、
もっとも印象に残ったのは、優秀賞を受賞したのらもじ発見プロジェクト。
町のあちこちで目にする看板の手書き文字に民藝的な魅力を見出し、愛でるプロジェクトです。
それだけでは、赤瀬川原平さんらの路上観察学会の活動と、あまり大差がないような気がしますが。
そんな 「のらもじ」 をコンピュータで使用可能なフォントにしてしまったのが、このプロジェクトの面白さ。
会場に設置されたキーボードを打つと、そのフォントで画面の看板に反映されます。
また、今回は、特別に実物の 「のらもじ」 も出展中。
わざわざ持ってこなくてもいいのに (笑)
さてさて、おまちかね (?) のアート部門です。
アート部門の大賞は・・・・・なんと初の該当なし。
確かに、 「これ!」 という作品は無かったように思いました。
強いて挙げるなら、優秀賞を受賞したCod.Actの 《Nyloïd》 くらいでしょうか。
6mの巨大なナイロン製の三脚が、音に合わせて、
舞うように動いたり、のた打ち回ったりする作品です。
シンプルな仕掛けながら、インパクトは絶大。
しばらく夢に出てきそうな気がします。
そして、それは悪夢。
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第18回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展
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