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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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東宝スタジオ展 映画=創造の現場

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現在、世田谷美術館では、世田谷区砧 (現・成城) に東宝スタジオがあることにちなんで、
東宝スタジオに焦点を当てた展覧会 “東宝スタジオ展 映画=創造の現場” を開催しています。




今回の展覧会は、オープニングから気合が入っていました。
世田谷美術館の入り口を抜けると、そこには・・・

ゴジラ  ゴジラ


ゴジラの姿がっ!!

街はだいぶ破壊し尽くされていました。
生で観る (?) と、かなりの迫力です。

ちなみに、セットには、東宝のロゴが書かれていました。
もちろん本物だそうです。

ゴジラ


展覧会の会場に入る前から、すでにテンションが上がってしまいましたが。
そのテンションは、会場に入ってもキープし続けることが出来ました。

まずは、東宝を代表する2大映画 『ゴジラ』 と、

ゴジラ
「ゴジラ」ポスター 本多猪四郎監督 1954年 ©TOHO CO., LTD. 寺島映画資料文庫蔵


『七人の侍』 の特集コーナーから。

七人
「七人の侍」撮影風景 黒澤明監督 1954年 ©TOHO CO., LTD. 個人蔵


こちらでは、 『ゴジラ』 と 『七人の侍』 に関する貴重な資料が沢山紹介されています。
その中には、作曲家・伊福部昭による 「ゴジラのテーマ」 の直筆の楽譜や、




黒澤明が三船敏郎にあてた弔辞なども展示されていました。
映画ファンならずとも、興味を惹かれること請け合いです。


もちろん、 『ゴジラ』 と 『七人の侍』 以外の東宝映画に関する資料も充実しています。
森繁久弥の <社長> シリーズや 『日本沈没』 の関連資料、
新しいところでは、今年の夏に公開される 『進撃の巨人』 のポスターも展示されていました。

進撃
「進撃の巨人」公開告知ポスター ©諌山創/講談社 ©映画「進撃の巨人製作委員会


約600点にも及ぶ展示品の多くが関連資料だったので、
美術館というよりも博物館の展覧会であるような印象は、やや受けましたが。
東宝の撮影所を描いた絵画作品や、

トーキー  伊原宇三郎 《トーキー撮影風景》 1933年 世田谷美術館蔵


洋画家の猪熊弦一郎がデザインした映画ポスターなども展示されており、

生きる
猪熊弦一郎デザインのポスター「生きる」 1952年 ©TOHO CO., LTD. 東京国立近代美術館フィルムセンター蔵


美術ファンでも十分楽しめる内容になっていた気がします。
1つ星。
星
「いやぁ、映画って本当にいいもんですね~」 と思わず口にしたくなる展覧会です。


~読者の皆様へのプレゼント~
こちらの “東宝スタジオ展 映画=創造の現場” のペアチケットを、5組10名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。

http://homepage3.nifty.com/art-teller/tony_contact.htm
(〆切は、3月10日。当選は発送をもって代えさせていただきます)





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