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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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動物絵画の250年(前期)

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今回ご紹介する美術展は、府中市美術館で開催中の “動物絵画の250年”
江戸時代 (=約250年) に描かれた動物画を前後期合わせて166点も紹介する美術展です。

会場  会場
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)


「悩んで 萌える 江戸時代」 というキャッチコピーに、偽りなし。
確かに、萌える動物絵画が多数展示されていました。

萌える  萌える


ちなみに、僕のイチオシは仙厓義梵の 《猫の恋図》

猫の恋図


・・・を、わずかに上回って、岸勝の 《猿の坐禅図》 です。

猿の坐禅図


反省する猿やウォークマンを聞く猿は見たことがありますが。
坐禅をする猿は、初めて見ました (笑)
表情が、絶妙です。


猿と言えば、猿描き狙仙と呼ばれる森狙仙の作品も多数出展されていました。
その中でも、特に印象的だったのが、 《手長猿図》 です。

テナガザル


咆哮が聞こえてきそうな迫真性がありました。
さすが猿描き狙仙です。


マイナーな絵師 (でも、実力は折り紙つき) も沢山いましたが。
伊藤若冲や、

伊藤若冲


葛飾北斎をはじめ、

北斎


円山応挙、歌川国芳、谷文晁など、江戸絵画のオールスターも勢ぞろい。
面白くないわけがない鉄板の美術展です。
星星

ちなみに、チケットには2度目の観覧料が半額になる割引券が付いていました。
全点入れ替えになるので、後期も行かねば。




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