もはや国民的な人気を誇る江戸の絵師・伊藤若冲と、
「菜の花や月は東に日は西に」 という俳句でもお馴染みの俳人にして絵師の与謝蕪村。
一見すると、2人には何の接点もないような気がしますが、
実は、ともに1716年生まれのタメであり、ご近所さんでもありました。
そんな2人の代表作や新出作品を紹介している美術展が、
現在、サントリー美術館で開催中の “生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村” です。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)
若冲ファンとして、元から、かなり期待はしていましたが。
その期待を余裕で超えてくる美術展でした。
正直なところ、ここまで作品が充実しているとは!
むしろ、充実しすぎていて、展示ケースがギッチギチなくらいでした (笑)
展示作品が多くて、鑑賞する側としては嬉しい限りですが。
今の状態から4割分くらい作品を間引いても、 「作品が少なすぎる!」 というクレームは出ないはず。
サントリー美術館さん、頑張りすぎです。
頑張っていたと言えば、2人の代表的な屏風作品の展示においても。
若冲の 《象と鯨図屏風》 と、
象と鯨図屏風 伊藤若冲筆 六曲一双 寛政9年(1797) MIHO MUSEUM蔵 【展示期間】3/18~5/10
蕪村の 《山水図屏風》 とが、
山水図屏風 与謝蕪村筆 六曲一双 天明2年(1782) MIHO MUSEUM蔵 【展示期間】3/18~5/10
大胆にも並べて展示されています。
この圧倒的なスケールには、ガツンとやられました。
(←スケールが大きすぎて写真には収まりません!)
久しぶりに、ド直球で 「日本美術ってイイなぁ」 と思える美術展でした。
“ルー●ル美術館展” や “グ●ルチーノ展” といった大型の西洋美術展が、現在人気を博していますが。
それらに太刀打ちできるただ一つの日本美術展ではないでしょうか。
さてさて、会場のどこを切り取っても画になるほどに、
まったくもって非の打ちどころがない美術展なのですが。
唯一、不満があるとすれば、展示替えが全部で6回もあるということ。
大きく分ければ、前期・中期・後期の3期に分かれているような感じではありましたが。
若冲の升目描き (現代でいうピクセル画のような技法) が堪能できる 《白象群獣図》 は4月22日から、
白象群獣図 伊藤若冲筆 一面 18世紀 個人蔵 【展示期間】4/22~5/10
ほのぼのとした表情に癒されること必至の蕪村の 《「学問は」自画賛》 は4月15日からでないと観られません。
「学問は」自画賛 与謝蕪村筆 一幅 18世紀 個人蔵 【展示期間】4/15~5/10
間違いなく、あと最低2回は訪れることになりそうです。
サントリー美術館さん、頑張りすぎです (泣)
ちなみに。
数ある作品の中で、特に印象に残ったのは、伊藤若冲の 《猿猴摘桃図》 。
猿猴摘桃図 伊藤若冲筆・伯珣照浩賛 一幅 18世紀 個人蔵 【展示期間】3/18~4/13
猿たちの手で、賛のフレームを作るというアイディアが秀逸です。
これまでたくさんの若冲作品を目にしてきましたが、
まだまだ引き出しがある人物なのだなぁと、改めて驚かされました。
そうそう、余談ですが。
サントリー美術館のチラシコーナーに、何気なしに目をやると、何やら見慣れた人物を発見。
・・・・・あ、僕ですね (笑)
そうなのです。
実は、4月8日の閉館後に、新潮講座の一環でこちらの美術展を貸切るのです。
ただでさえ贅沢な美術展を、さらに贅沢にも貸切状態で。
こんな贅沢な体験は、もう二度と出来ないかもしれません。
気になる方は是非、一緒にこの空間を体験いたしましょう。
詳しくは、こちらに↓
http://www.shinchosha.co.jp/blog/chair/class/201504012.html
10位以内キープを目指して、ランキングに挑戦中!(現在3位)
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「菜の花や月は東に日は西に」 という俳句でもお馴染みの俳人にして絵師の与謝蕪村。
一見すると、2人には何の接点もないような気がしますが、
実は、ともに1716年生まれのタメであり、ご近所さんでもありました。
そんな2人の代表作や新出作品を紹介している美術展が、
現在、サントリー美術館で開催中の “生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村” です。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)
若冲ファンとして、元から、かなり期待はしていましたが。
その期待を余裕で超えてくる美術展でした。
正直なところ、ここまで作品が充実しているとは!
むしろ、充実しすぎていて、展示ケースがギッチギチなくらいでした (笑)
展示作品が多くて、鑑賞する側としては嬉しい限りですが。
今の状態から4割分くらい作品を間引いても、 「作品が少なすぎる!」 というクレームは出ないはず。
サントリー美術館さん、頑張りすぎです。
頑張っていたと言えば、2人の代表的な屏風作品の展示においても。
若冲の 《象と鯨図屏風》 と、
象と鯨図屏風 伊藤若冲筆 六曲一双 寛政9年(1797) MIHO MUSEUM蔵 【展示期間】3/18~5/10
蕪村の 《山水図屏風》 とが、
山水図屏風 与謝蕪村筆 六曲一双 天明2年(1782) MIHO MUSEUM蔵 【展示期間】3/18~5/10
大胆にも並べて展示されています。
この圧倒的なスケールには、ガツンとやられました。
(←スケールが大きすぎて写真には収まりません!)
久しぶりに、ド直球で 「日本美術ってイイなぁ」 と思える美術展でした。
“ルー●ル美術館展” や “グ●ルチーノ展” といった大型の西洋美術展が、現在人気を博していますが。
それらに太刀打ちできるただ一つの日本美術展ではないでしょうか。
さてさて、会場のどこを切り取っても画になるほどに、
まったくもって非の打ちどころがない美術展なのですが。
唯一、不満があるとすれば、展示替えが全部で6回もあるということ。
大きく分ければ、前期・中期・後期の3期に分かれているような感じではありましたが。
若冲の升目描き (現代でいうピクセル画のような技法) が堪能できる 《白象群獣図》 は4月22日から、
白象群獣図 伊藤若冲筆 一面 18世紀 個人蔵 【展示期間】4/22~5/10
ほのぼのとした表情に癒されること必至の蕪村の 《「学問は」自画賛》 は4月15日からでないと観られません。
「学問は」自画賛 与謝蕪村筆 一幅 18世紀 個人蔵 【展示期間】4/15~5/10
間違いなく、あと最低2回は訪れることになりそうです。
サントリー美術館さん、頑張りすぎです (泣)
ちなみに。
数ある作品の中で、特に印象に残ったのは、伊藤若冲の 《猿猴摘桃図》 。
猿猴摘桃図 伊藤若冲筆・伯珣照浩賛 一幅 18世紀 個人蔵 【展示期間】3/18~4/13
猿たちの手で、賛のフレームを作るというアイディアが秀逸です。
これまでたくさんの若冲作品を目にしてきましたが、
まだまだ引き出しがある人物なのだなぁと、改めて驚かされました。
そうそう、余談ですが。
サントリー美術館のチラシコーナーに、何気なしに目をやると、何やら見慣れた人物を発見。
・・・・・あ、僕ですね (笑)
そうなのです。
実は、4月8日の閉館後に、新潮講座の一環でこちらの美術展を貸切るのです。
ただでさえ贅沢な美術展を、さらに贅沢にも貸切状態で。
こんな贅沢な体験は、もう二度と出来ないかもしれません。
気になる方は是非、一緒にこの空間を体験いたしましょう。
詳しくは、こちらに↓
http://www.shinchosha.co.jp/blog/chair/class/201504012.html
10位以内キープを目指して、ランキングに挑戦中!(現在3位)
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