現在、資生堂ギャラリーでは、 “椿会展 2015- 初心 -” が開催されています。
こちらは、1947年から続く 「椿会」 のメンバーによるグループ展です。
これまでに 「椿会」 に属していた面々には、
横山大観、藤田嗣治、熊谷守一、梅原龍三郎・・・など、そうそうたる顔ぶれが。
現在の第7次椿会は、畠山直哉さん、伊藤存さん、内藤礼さんらによって結成されています。
さて、今回の椿会展は、そんな第7次椿会のメンバーによる3年目の展覧会。
メンバーそれぞれが作品を発表していましたが、
内藤礼さんの作品が、控え目ながらも一番目立っていた気がします。
昨年の東京都庭園美術館で開催された “内藤礼 信の感情” にも出展されていた 《ひと》 や、
《color beginning》 、
さらには、神奈川県立近代美術館 鎌倉に常設されている 《恩寵》 の2015年ver.も展示されていました。
・・・って、どれが作品か見えづらいですよね (汗)
天井から吊り下げられ放物線を描いている紐状の作品です。
一見すると普通の細い紐のようですが、近づいてみてみると、このようになっています。
シンプルながら、心の奥をくすぐられるような味わいがある作品。
“哲学的” な作品とは、こういう作品のことを指すのでしょう。
また、会場を飛び出し (?) 、銀座資生堂ビル1階のウィンドウにも内藤礼作品が展示されていました。
ここまで来ると、“椿会展” というよりは、
“内藤礼とゆかいな仲間たち展” 状態だった気がします (笑)
ちなみに、第七次椿会の中心メンバーであり、
昨年10月に急逝した赤瀬川原平さんの作品も展示されていました。
改めて、赤瀬川さんの死が惜しまれます。
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椿会展 2015- 初心 -
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