2013年に休館したたばこと塩の博物館が、ついに来る4月25日にリニューアル・オープンいたしました。
しかも、場所は渋谷区から墨田区へと移転。
東京スカイツリーより徒歩5分ほどの場所です。
というわけで、早速、新生たばこと塩の博物館へと行ってきました。
到着するやいなや、建物に圧倒されました。
明らかに、旧たばこと塩の博物館よりも、建物が大きいです。
確実にパワーアップしています。
いやいや、パワーアップしていたのは外観だけではありません。
旧たばこと塩の博物館では、
しょっぱかった (=いまいちパッとしていなかった) 常設展が、かなりパワーアップしていました。
最初は、塩の展示室から。
旧たばこと塩の博物館の古臭さは、どこへやら。
プロジェクションマッピングを駆使した最新の展示スタイルを導入。
さらには、塩に関するサイエンスコーナーも。
歴史的、文化史的な観点だけでなく、
科学的な観点からも塩について学べて、実に知的好奇心をくすぐられました。
そんな塩の展示室で最も目を奪われたのが、こちら↓
ポーランドの世界遺産ヴィエリチカ岩塩坑で、
坑夫たちに信仰されている聖キンガ像を再現製作した彫刻です。
なんと、こちらは岩塩製!
像だけでなく、背景も柵も岩塩で出来ているそうです。
もちろん舐めたらしょっぱいのでしょう。
いや、舐めませんけど。
塩の展示室をたっぷり味わった後は、たばこの展示室へ。
まずは、メキシコのパレンケ遺跡にある 「たばこを吸う神のレリーフ」 の実物大模型がお出迎え。
その後も、世界各国から集められた喫煙具や、
江戸時代の喫煙事情を紹介する展示コーナーなど、
たばこにまつわるエトセトラが、実に楽しく紹介されていました。
特に圧巻だったのが、日本のたばこ史を壁一面を使って振り返るコーナーです。
年表形式にしてみると、まぁ、一昔はたばこの広告が多いこと。
今では考えらないくらいに、たばこが市民権を得ていたのですね。
非喫煙者の僕ですら、時代の流れを感じずにはいられませんでした。
ちなみに、旧たばこと塩の博物館にもあったたばこ屋の再現展示は、今回も健在。
ただし、渋谷のたばこ屋から業平のたばこ屋へマイナーチェンジしていました。
正直なところ、たばこと塩の博物館が、ここまでパワーアップしているとは、予想だにしていませんでした。
渋谷区から墨田区へ移動したことで、アクセスこそ少し不便になりましたが。
今回のリニューアルは、そのマイナスを十分に補って余りあります。
しかも、入館料は据え置き。
100円 (=セブンスター約4本分) のままです。
そうそう。
たばこと塩の博物館といえば忘れていけないのが、たばこととしおの2人。
今回のリニューアルにともなって、ついに2人はゴールインを果たしたそうです。
ミュージアムショップで号外が配られていました。
たばこさん、としおさん、どうぞ末永くお幸せに!
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「たばこと塩の博物館」 移転リニューアル・オープン
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