今回ご紹介する展覧会は、ちひろ美術館・東京で開催中の “没後10年 「長新太の脳内地図」展” です。
(注:会場は撮影禁止です。記事に使用している画像は、特別に提供して頂いたものです)
今年で没後10年となる絵本作家・長新太。
“ナンセンスの神様” と呼ばれた彼の頭の中を覗くべく、
「センスとナンセンス」「イマジネーション」 の2部構成で長新太の世界に迫った展覧会です。
実は何を隠そう (←隠す必要はないですが)、こちらの展覧会の関連イベントとして、
7月26日に “アートテラーとに~が語る長新太の魅力” が開催されます! (パチパチ)
1ヶ月くらい前より、公式HP上やwebサイトなど・・・
「アートテラーとに~さんが、軽妙でわかりやすいトークで、
長新太のユーモアとナンセンスの世界に迫り、新たな魅力を掘り起します。」
と紹介して頂いておりました。
そう紹介して頂いてもらいながら、なんですが。。。
実はさらに何を隠そう (←こちらは全力で隠すべき!)、
今回の展覧会が開催されるまで、まともに長新太の世界に触れたことはありませんでした。
なので、会場を訪れるまで、内心ビクビクしていたのです。
“(もし長新太のユーモアとナンセンスの世界がたいしたことなくて) 新たな魅力を掘り起せなかったどうしよう・・・”
最悪、誇大広告とJAROに連絡されてしまうかもしれません。
ところが。
それらは全く杞憂に終わりました。
長新太のユーモアとナンセンスの世界、面白かったです!
それも、芸人として嫉妬してしまうくらいに。
ほのぼのとした絵のタッチのせいで、巧妙に覆い隠されていますが。
長新太 『ブタとタコのダンス』(学習研究社)より 2003年
実に周到に笑いが計算し尽くされています。
特に、代表作の 『キャベツくん』 は、
長新太 『キャベツくん』(文研出版)より 1980年
お笑いの教科書にもなりうるくらいに、さまざまなお笑いのテクニックが駆使されていました。
そのあたりは話すと長くなるので、7月26日のイベントで思う存分、語り尽くします (以上、告知でしたw) 。
もし現代に生き返ったら、お会いしてみたいアーティストはたくさんいますが。
若冲やマグリット、岡本太郎を抜いて、長新太が暫定一位になりました。
是非、お会いしてみたい。あわよくば、漫才をしてみたい。
というわけで、7月26日のイベント内で、
長新太の絵本と漫才をすることにチャレンジしてみようと思っています (再び告知でしたw) 。
久しぶりに芸人の血が騒いでいます。
展覧会を通じて、僕はすっかり長新太の世界にハマってしまいました。
そういう意味でも、長新太のファンはもちろん、長新太を知らない人にもオススメです。
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没後10年 「長新太の脳内地図」展
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