~前回までのあらすじ~
あいつ (国宝) らハンティングしてやる!この世から…一件残らず。
そんな決意のもと、日本全国にある1095件の国宝と戦う男・とに~。
前回は、北陸に遠征し、見事富山県にある国宝を殲滅 (?) することに成功したのであった。
先月末のこと。
池袋から、バスに揺られて善光寺参りへ。
7年に一度の御開帳の期間に合わせて、善光寺へとやってきました。
7年に一度のビッグイベントだけあって、街は大賑わい。
長野の街全体が御開帳ムードに包まれていました。
賑わっていたのは、街の人だけではありません。
全国からたくさんの参拝客が集まっていました。
参道には、人・人・人。
正月の明治神宮くらいの賑わいっぷりです。
あまりの人の多さに、若干・・・いや、かなり心が折れてしまいましたが。
せっかく、ここまで来たからには、国宝を目にして帰りましょう。
境内へと足を踏み入れました。
門の脇に立てかけられたのは、タイムリーな注意書き。
善光寺の長い歴史の中で、ドローンに関する注意を喚起したのは確実に初めてのはず。
なんだか、貴重な機会に立ち会えたような気がしました。
人の多いところでドローン、ダメ。ゼッタイ。
もちろんNoドローンなので、堂々と (?) 《善光寺本堂》 (ジャンル:建造物) のもとへ。
江戸時代中期を代表する仏教建築として国宝に指定されたその姿は、
思わず 「おぉ!!」 と声を上げてしまうほどに、かなり立派なものがありました。
ただ、それ以上に。
思わず 「おぉ。。。」 と声を上げてしまうほどに、参拝客でごった返していました。
しかも、半分くらいまで並んでから発覚したのですが、
この行列では、外陣までしか参拝できないのだそうです。
ご開帳されている前立本尊の近くまで行くには、
内陣への参拝券を購入して、別のルートに並ばねばいけないとのこと。
前立本尊は国宝ではなく、重要文化財どまり (←?) ですが。
せっかくの機会なので、参拝券を購入して並んでみることにしました。
すぐに観られるのかと思いきや。。。
列はなかなか動きません。
挙句には、 「前立本尊までは約90分となっています」 とのアナウンスが。
鳥獣戯画展くらいの行列です。
並ぶこと約1時間半。
ようやく前立本尊のもとへ。
そこで、1回だけご焼香することが出来ます。
・・・・・ただし。
前立本尊とは、かなり距離がありました。
肉眼では、前立本尊の顔がわからないほどです。
約1時間半も並ばされて、これって。
しかも。
善光寺の地下に広がる巨大な暗闇空間を巡る、通称 “お戒壇巡り” も楽しみだったのですが。
待ち時間は、100分とのこと。
帰りの便があるので、泣く泣く諦めました。
もし、善光寺を次に訪れる機会があるのなら、御開帳でない時に来ようと思います。
最後に、本編とは全く関係ないですが。
長野駅から善光寺までの道すがらで見つけた謎の顔出しパネル。
牛の顔の部分に顔を出す穴があるのはわかりますが、何故に牛のお尻の部分にも顔を出す穴が??
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第百二話 国宝ハンター、うんざりする!
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