現在、東京都現代美術館では “他人の時間” という展覧会が開催されています。
こちらは、東京都現代美術館、国立国際美術館、シンガポール美術館、
クイーンズランド州立美術館│現代美術館の4名のキュレーターによる共同企画展で、
アジア・オセアニア地域から若手を中心に選抜された約20名のアーティストの作品が紹介されています。
展覧会のテーマは、タイトルずばり 「他人の時間」 。
さまざまな 「他人の時間」 に向き合う手掛かりとなる作品が紹介されているとのことなのですが。。。
正直なところ、あまり 「他人の時間」 に関心を持ったことがないので、
ほとんどの作品に興味がもてず、あっという間に、展覧会を鑑賞し終えてしまいました。
テーマがちょっと地味なのでは?ちょっと固すぎるのでは?
NHKの硬派なドキュメント番組を視聴しているかのような印象がありました。
とは言え、もちろん興味を惹かれたものも。
例えば、下道基行さんの 《Dusk/Dawn|津奈木/シカゴ》 という作品。
2013© 下道基行
こちらは、展示室内に設置された2台のスライドプロジェクターが、
片方で熊本県津奈木町の夕暮れ空を、もう片方でシカゴ州の夜明け空を映し出すという作品です。
実は、2つは同時刻の空。
地球のある場所が夜になれば、別の場所では朝を迎える。
そんな当たり前だけど普段は意識しない事実を、ビジュアル化した素敵な作品でした。
このブログを書いている今、ちょうど陽が暮れてきました。
今頃、アメリカの方は朝を迎えているのでしょうか?
・・・はっ!
気づけば、自然と 「他人の時間」 を考えている自分がいました。
続いては、ホーチミン生まれのアン・ミー・レーによる、
世界各地のアメリカ軍基地での訓練やミッションの様子をカメラで捉えた 《陸上の出来事》 シリーズ。
そう聞くと、単なる戦場カメラマンの作品のようにも思えますが。
実は、このシリーズのために、アン・ミー・レーは9年を費やし、20を超える国々へと足を運んだのだとか。
そのおかげで、まるでドラマの1シーンのような奇跡的な写真が生み出されているのです。
ドラマといっても、ドラマチックな写真ばかりではなく、
たまにはコメディドラマのようなテイストの写真もありました。
《被害対策訓練、米国艦船ナッシュビル、セネガル<陸上の出来事>シリーズより》
放水訓練をしているアメリカの海軍たち。
でも、よく見ると、頑張っているのは先頭の2人だけです。
あとは、結構ダラけています。
最後尾の人にいたっては、カメラ目線です (笑)
最後に紹介したいのが、プラッチャヤ・ピントーンの 《取るより多くを与えよ》 という作品です。
5年前に滞在制作のためパリに招待されたプラッチャヤ・ピントーン。
しかし、彼はなぜかパリには滞在せず、スウェーデンに向かい、
ベリーの収穫のため雇われたタイ人の出稼ぎ労働者らとともに肉体労働に励んだのだそうです。
そして、自分がその日収穫したベリーの重さを、
毎日、パリのギャラリーに報告し、同じ重量の雑多な不要物をアートとして展示するよう頼んだのだとか。
(こちらが、その模様↓)
今回は、その時の労働の様子が、映像で紹介されています。
さらに、彼が2カ月間で収穫したベリーの総重量549㎏にほぼ相当するグランドピアノが1台展示されていました。
アートというより 『電波少年』 です。
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こちらは、東京都現代美術館、国立国際美術館、シンガポール美術館、
クイーンズランド州立美術館│現代美術館の4名のキュレーターによる共同企画展で、
アジア・オセアニア地域から若手を中心に選抜された約20名のアーティストの作品が紹介されています。
展覧会のテーマは、タイトルずばり 「他人の時間」 。
さまざまな 「他人の時間」 に向き合う手掛かりとなる作品が紹介されているとのことなのですが。。。
正直なところ、あまり 「他人の時間」 に関心を持ったことがないので、
ほとんどの作品に興味がもてず、あっという間に、展覧会を鑑賞し終えてしまいました。
テーマがちょっと地味なのでは?ちょっと固すぎるのでは?
NHKの硬派なドキュメント番組を視聴しているかのような印象がありました。
とは言え、もちろん興味を惹かれたものも。
例えば、下道基行さんの 《Dusk/Dawn|津奈木/シカゴ》 という作品。
2013© 下道基行
こちらは、展示室内に設置された2台のスライドプロジェクターが、
片方で熊本県津奈木町の夕暮れ空を、もう片方でシカゴ州の夜明け空を映し出すという作品です。
実は、2つは同時刻の空。
地球のある場所が夜になれば、別の場所では朝を迎える。
そんな当たり前だけど普段は意識しない事実を、ビジュアル化した素敵な作品でした。
このブログを書いている今、ちょうど陽が暮れてきました。
今頃、アメリカの方は朝を迎えているのでしょうか?
・・・はっ!
気づけば、自然と 「他人の時間」 を考えている自分がいました。
続いては、ホーチミン生まれのアン・ミー・レーによる、
世界各地のアメリカ軍基地での訓練やミッションの様子をカメラで捉えた 《陸上の出来事》 シリーズ。
そう聞くと、単なる戦場カメラマンの作品のようにも思えますが。
実は、このシリーズのために、アン・ミー・レーは9年を費やし、20を超える国々へと足を運んだのだとか。
そのおかげで、まるでドラマの1シーンのような奇跡的な写真が生み出されているのです。
ドラマといっても、ドラマチックな写真ばかりではなく、
たまにはコメディドラマのようなテイストの写真もありました。
《被害対策訓練、米国艦船ナッシュビル、セネガル<陸上の出来事>シリーズより》
放水訓練をしているアメリカの海軍たち。
でも、よく見ると、頑張っているのは先頭の2人だけです。
あとは、結構ダラけています。
最後尾の人にいたっては、カメラ目線です (笑)
最後に紹介したいのが、プラッチャヤ・ピントーンの 《取るより多くを与えよ》 という作品です。
5年前に滞在制作のためパリに招待されたプラッチャヤ・ピントーン。
しかし、彼はなぜかパリには滞在せず、スウェーデンに向かい、
ベリーの収穫のため雇われたタイ人の出稼ぎ労働者らとともに肉体労働に励んだのだそうです。
そして、自分がその日収穫したベリーの重さを、
毎日、パリのギャラリーに報告し、同じ重量の雑多な不要物をアートとして展示するよう頼んだのだとか。
(こちらが、その模様↓)
今回は、その時の労働の様子が、映像で紹介されています。
さらに、彼が2カ月間で収穫したベリーの総重量549㎏にほぼ相当するグランドピアノが1台展示されていました。
アートというより 『電波少年』 です。
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