Quantcast
Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5005

アール・ヌーヴォーのガラス

$
0
0

パナソニック 汐留ミュージアムで開催中の・・・

アール
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)


“アール・ヌーヴォーのガラス” に行ってきました。
こちらは、ジャポニズムを代表するガラス工芸作家ウジェーヌ・ルソーや、

ウジェーヌ・ルソー  《台付蓋付花器》 1885-1889年頃
デザイン:ウジェーヌ・ルソー、パリ 制作:アペール兄弟、クリシィ 台と蓋:パニエ兄弟商会  
エスカリエ・ド・クリスタル、パリ デュッセルドルフ美術館蔵
©Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK



動植物をモチーフにした作品を多く作り、“光と色の魔術師” と称されたエミール・ガレ、

がれ  《花器(カッコウ、マツヨイグサ)》 1899/1900年頃 
エミール・ガレ、ナンシー デュッセルドルフ美術館蔵
©Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK



そして、そんなガレに挑んだドーム兄弟をはじめ、

ドーム兄弟  《花器(ブドウとカタツムリ)》 1904年
ドーム兄弟、ナンシー アンリ・ベルジェ(ナンシー)のデザインに基づく デュッセルドルフ美術館蔵
©Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Walter Klein



アール・ヌーヴォーを代表する作家のガラス工芸品が140点ほど紹介されている展覧会です。

会場  会場


アール・ヌーヴォーのガラス工芸品をテーマにした展覧会は、
これまでにも多く開催されていますし、実際に鑑賞していますし、
正直なところ、新鮮味を感じていなかったのですが。
今回展示されているドイツの女性実業家ゲルダ・ケプフ夫人のガラスコレクション、
通称ケプフ・コレクションがドイツ国外でまとまった形で公開されるのは、今回が初めてとのこと。
さらには、照明のパナソニックのミュージアムだけあって、

パナソニック 汐留ミュージアム  パナソニック 汐留ミュージアム


いくつかの作品に関しては、照明の変化が楽しめるように演出されていたこと。
ちゃんと新鮮味のある展覧会でした。
星


ガラス工芸=マダム趣味・・・かと思いきや。
紹介されていた中には、マダムが卒倒しそうな作品もちらほらありました。
例えば、ヘビが表面を這っている作品もあれば、

《銀飾金具付花器(オダマキ)》  《銀飾金具付花器(オダマキ)》 1898-1900年頃
ドーム兄弟、ナンシー デュッセルドルフ美術館蔵
©Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK



リアルなサイズの虫が止まっている作品も。

作品


他にも、トカゲやコウモリ、タコなどが出現しますので、
爬虫類や虫などが苦手な方は、どうぞご注意くださいませ。
ちなみに、爬虫類や虫どころか、エイリアンにしか見えない作品も・・・。

リトル


どう見ても、『トイ・ストーリー』 に登場するリトル・グリーン・メンです。


 ┃会期:2015年7月4日(土)~9月6日(日)
 ┃会場:パナソニック 汐留ミュージアム
 ┃http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/15/150704/

~読者の皆様へのプレゼント~
こちらの “アール・ヌーヴォーのガラス” のペアチケットを、5組10名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。

http://homepage3.nifty.com/art-teller/tony_contact.htm
(〆切は、7月15日。当選は発送をもって代えさせていただきます)




1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位ですアップ
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!

Blogランキングへ  にほんブログ村 美術ブログへ


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5005

Trending Articles