皆様は、何を見ると 「夏が来たなァ」 と感じますか?
花火大会?『少年アシベ』 の再放送?それとも、稲川淳二?
僕の場合は、エジプト展です。
毎年、この季節になると、どこかしらでエジプト文明をテーマにした展覧会が開催されている気がします。
そして、今年の夏は、東京国立博物館が、満を持してエジプト展を開催。
その名も、“クレオパトラとエジプトの王妃展” です。
会期は、9月23日まで。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
今回の展覧会のテーマとなるのは、「古代エジプトの王妃や女王」 。
絶世の美女として語り継がれるエジプトの女王クレオパトラや、
《クレオパトラ》 プトレマイオス朝時代(前1世紀中頃) トリノ古代博物館蔵
ⓒArchivio Soprintendenza per i Beni Archeologici del Piemonte e del Museo Antichità Egizie
アメンヘテプ3世の王妃で謎多き女性ティイをはじめとする、
《アメンへテプ3世の王妃ティイのレリーフ》
新王国・第18王朝時代 アメンヘテプ3世治世(前1388~前1350年頃) ブリュッセル、王立美術歴史博物館蔵 ©RMAH
古代エジプトを代表する王妃や女王にまつわる名品の数々が、
世界14か国の名だたる美術館・博物館から、この展覧会のために来日。
全国一千万人のエジプト文明ファンの皆様の欲求を満たす内容になっています。
また、会場もイイ感じでエジプト風に仕上がっており、
全国一千万人のエジプト文明ファンの皆様の欲求を、さらに満たすことでしょう。
「特にコレは見逃せない!」 という作品こそ、ありませんでしたが。
内容に過不足なく、見応えは充分の展覧会でした。
観終った後、“今年の夏もエジプト展を観たなァ” と充足した気持ちで帰れること請け合いです。
いい意味で、マンネリズムを感じた展覧会です。
さてさて、約180件にも及ぶ展示品の中で、
特に印象に残っているのが、《アメン神妻のスフィンクス》 です。
《アメン神妻のスフィンクス》
第3中間期・第25王朝時代~末期王朝・第26王朝時代
タハルカ王治世~プサメティコス1世治世9年(前690~前656年頃) ベルリン・エジプト博物館蔵
Staatliche Museen zu Berlin – Ägyptisches Museum und Papyrussammlung, inv.-no. ÄM 7972, photo: Jürgen Liepe
スフィンクスが手にしているのは、牝羊の頭を象った容器。
この中には、アメン神に捧げる聖水が入っているのだとか。
これでもかというくらいに真顔のスフィンクス。
神聖というか、神妙な表情です。
「つまらないもの (=聖水) ですが。。。」 と謝罪しているように見えなくもありません。
それから、《将軍サイシス》 も気になりました。
体操座りをしているように、
それも、体操服の上をビローンと伸ばして膝を覆っているように見えなくもありません。
ちなみに、大英博物館が所蔵する 《プトレマイオス2世》 の顔は・・・
ハライチの澤部に見えなくもありません。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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僕の場合は、エジプト展です。
毎年、この季節になると、どこかしらでエジプト文明をテーマにした展覧会が開催されている気がします。
そして、今年の夏は、東京国立博物館が、満を持してエジプト展を開催。
その名も、“クレオパトラとエジプトの王妃展” です。
会期は、9月23日まで。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
今回の展覧会のテーマとなるのは、「古代エジプトの王妃や女王」 。
絶世の美女として語り継がれるエジプトの女王クレオパトラや、
《クレオパトラ》 プトレマイオス朝時代(前1世紀中頃) トリノ古代博物館蔵
ⓒArchivio Soprintendenza per i Beni Archeologici del Piemonte e del Museo Antichità Egizie
アメンヘテプ3世の王妃で謎多き女性ティイをはじめとする、
《アメンへテプ3世の王妃ティイのレリーフ》
新王国・第18王朝時代 アメンヘテプ3世治世(前1388~前1350年頃) ブリュッセル、王立美術歴史博物館蔵 ©RMAH
古代エジプトを代表する王妃や女王にまつわる名品の数々が、
世界14か国の名だたる美術館・博物館から、この展覧会のために来日。
全国一千万人のエジプト文明ファンの皆様の欲求を満たす内容になっています。
また、会場もイイ感じでエジプト風に仕上がっており、
全国一千万人のエジプト文明ファンの皆様の欲求を、さらに満たすことでしょう。
「特にコレは見逃せない!」 という作品こそ、ありませんでしたが。
内容に過不足なく、見応えは充分の展覧会でした。
観終った後、“今年の夏もエジプト展を観たなァ” と充足した気持ちで帰れること請け合いです。
いい意味で、マンネリズムを感じた展覧会です。
さてさて、約180件にも及ぶ展示品の中で、
特に印象に残っているのが、《アメン神妻のスフィンクス》 です。
《アメン神妻のスフィンクス》
第3中間期・第25王朝時代~末期王朝・第26王朝時代
タハルカ王治世~プサメティコス1世治世9年(前690~前656年頃) ベルリン・エジプト博物館蔵
Staatliche Museen zu Berlin – Ägyptisches Museum und Papyrussammlung, inv.-no. ÄM 7972, photo: Jürgen Liepe
スフィンクスが手にしているのは、牝羊の頭を象った容器。
この中には、アメン神に捧げる聖水が入っているのだとか。
これでもかというくらいに真顔のスフィンクス。
神聖というか、神妙な表情です。
「つまらないもの (=聖水) ですが。。。」 と謝罪しているように見えなくもありません。
それから、《将軍サイシス》 も気になりました。
体操座りをしているように、
それも、体操服の上をビローンと伸ばして膝を覆っているように見えなくもありません。
ちなみに、大英博物館が所蔵する 《プトレマイオス2世》 の顔は・・・
ハライチの澤部に見えなくもありません。
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