埼玉県立近代美術館で開催中の “動く、光る、目がまわる!キネティック・アート” に行ってきました。
こちらは、1950年代後半から60年代にかけて、
イタリアを中心に多数制作されたキネティック・アートに焦点を当てた展覧会です。
そう言えば、昨年のちょうど今頃、損保ジャパン東郷青児美術館で開催されていましたっけ。
(その時の記事は、こちら⇒不思議な動き キネティック・アート展 ~動く・光る・目の錯覚~)
“動く芸術” という意味を持つキネティック・アート。
どうやら、日本国内を巡回展という形で、実際に動いていたようです。
というわけで、出展作品は、ほとんど損保ジャパン東郷青児美術館で観た際と同じだったのですが。
一部の作品を除いて、写真撮影が可能であったことを考えると、
楽しさは、埼玉県立近代美術館のほうに軍配が上がる気がします。
写真撮影が可能ということは、自分が見る角度によって、
その表情を変えるキネティック・アートの魅力も撮り放題です。
例えば、トーニ・コスタの 《線》 という作品。
右からだと、こんな感じですが・・・
正面に来ると、こんな感じに・・・
そして、左からだと、こんな感じに見えます。
液晶モニターというわけでもなければ、電気仕掛けでもありません。
とってもシンプルな仕組みで、このような視覚体験を実現しているのです。
単純ながら面白い作品。
でも、作品の前を2往復したら、飽きました (笑)
“驚き” の鮮度が落ちるのが早いのが、キネティック・アートの弱点なのかもしれません。
他に (最終的には飽きてしまいましたがw) 印象に残った作品としては、
砂鉄を上手く活用したダヴィデ・ボリアーニの 《磁力の表面》 という作品や、
同じくダヴィデ・ボリアーニによる 《全色彩No.6》 という 『アタック25』 を彷彿とさせる作品がありました。
それから、グルッポNの 《視覚の動力学》 も印象に残った作品。
エヴァに、こんな使徒が出てきたような。
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動く、光る、目がまわる!キネティック・アート
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