今回ご紹介するのは、上野の森美術館で開催中の “メカニックデザイナー 大河原邦男展” 。
日本初のメカニックデザイナーである大河原邦男さんの40年以上の活動を振り返る大規模な展覧会です。
展覧会ポスター「機動戦士ガンダム」 ©創通・サンライズ
大河原邦男という名前を聞いても、ピンと来ない方も多いかもしれませんが。
大河原邦男さんがデザインしたメカ (ロボット) を一度も観たことがない方は、絶対にいないでしょう。
なぜなら、あの 『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』 や、あの 『機動戦士ガンダム』 をはじめ、
日本のアニメーションに登場する数多くのロボットをデザインしたのが、なんと大河原邦男さんなのです。
そんな大河原邦男さんが手がけたロボットの原画の数々が、
アニメ製作会社の垣根を越えて、今回の展覧会の会場に大集結!
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
知ってる作品もあれば、知らない作品もありましたが。
会場にところ狭しと並んだロボットの原画は、眺めているだけでワクワクするものがありました。
大河原邦男さんがデザインしたロボットには、少年心をくすぐる何かがあるようです。
個人的に最も少年心をくすぐられたのが (←32歳にもなって!) 、
大河原邦男さんが90年代にデザインしたロボットの数々を紹介したコーナーでした。
『機動戦士ガンダムF91』 に!
『SDガンダム』 に!
「勇者」 シリーズに!!
まさしく、世代ドンピシャ。
『機動戦士ガンダムF91』 のプラモデルを作ったなァ、とか。
『SDガンダム』 のカードダスを集めたなァ、とか。
「勇者」 シリーズは毎週欠かさず観てたなァ、とか。
いろいろと少年時代のことを思い出しました。
そう考えると、僕の人生のうちの数パーセントは大河原さんに恩恵を受けているのですね。
そして、このように大河原さんに恩恵を受けているのは、僕だけではないはず。
こういう隠れた偉人は、きちんと展覧会という形で紹介されるべきですね。
(↑もちろん、その道の人にとっては超有名人なのですが)
ただのアニメファン向けの展覧会ではない、大いに意義のある展覧会だったように思います。
ちなみに、今回の展覧会では、
これまで業界の方にも、あまり知られていなかった大河原さんのワークスも紹介されています。
例えば、『ドラえもん』 の長編映画 『のび太の宇宙開拓史』 に登場するメカも大河原さんのデザイン。
意外なところでは、一部のグリコのおまけのデザインも手掛けていたそうです。
いやはや、本当に、大河原さんにはお世話になりっぱなしです。
さて、そんな少年時代の大恩人 (?) 大河原さんが登場する記者発表に出席してきました。
写真の中央にいらっしゃるのが、大河原邦男さんです。
ちなみに、一番左は声優の保志総一朗さん、その隣が同じく声優の小松未可子さん。
お二方は今回の音声ナビゲーターを務めています。
大河原さんの隣が、監修を務められたアニメーション研究家の五十嵐浩司さん。
そして、その隣にいるのが・・・・・大河内さんがデザインした稲城市のイメージキャラクター。
その名も、稲城なしのすけです。
なんでも稲城の梨をモチーフに誕生した梨型メカなのだとか。
いやいや、着ぐるみだろ。
┃会期:2015年8月8日(土)~9月27日(日)
┃会場:東京都 上野の森美術館
┃http://www.okawara-ten.com/
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メカニックデザイナー 大河原邦男展
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