城好きの城好きによる (?) 城好きのための展覧会が、この夏、江戸東京博物館で開催されています。
その名も、特別展 “徳川の城~天守と御殿~” 。
江戸城を筆頭に、名古屋城や彦根城、大坂城といった徳川幕府ゆかりの城をテーマにした展覧会です。
見どころは何と言っても、江戸博史上最多展示となる城絵図と城郭図。
歴史的に貴重な資料の数々が、一堂に会しています。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
それらの城絵図と城郭図の中には、模造紙よりも大きなサイズのものも。
特に城好きというわけではない僕ですが、スケールとボリュームには圧倒されました。
城好きの方には、間違いなく3つ星の展覧会かと思われます。
春風亭昇太さんとか、ロンブーの淳さんとか、GLAYのTERUさんとか。
城好きではない身からすると、城絵図と城郭図を展示されたところで、
実際のお城がどんなものなのか、全くイメージが出来ないというのが、率直なところです。
「エド・ジョー」 なる展覧会公式キャラが、多少解説はしてくれるのですが。
とりあえず、解説パネルよりも、写真を展示して欲しかったです。
欲を言えば、模型を展示してくれていたなら、もっと楽しめたような気がします。
しかし、全部で12ある徳川の城のうち、
模型が展示されていたのは、寛永12年 (1635年) に焼失したという駿府城天守のみ。
しかも、この展覧会のために作られた模型ではなく、
2007年に静岡県立島田工業高校の建築科の生徒たちの卒業制作として作られた模型なのだそうです。
実に精巧に作られていました。
それはもう重々承知しているのですが・・・・・う~ん。
なんというか使い回し感が否めなかったです。
ちなみに。
特に城好きというわけではない僕は、
結局のところ、展覧会冒頭に展示されていた 《江戸図屏風》 や、
《江戸図屏風》 左隻 国立歴史民俗博物館蔵
【展示期間:8月4日~8月30日】 ※ただし9月1日~9月27日は複製
江戸城の本丸御殿内部と城下の様子が描かれた貴重な 《朝鮮通信使図屏風》 など、
京都市指定有形文化財 《朝鮮通信使図屏風》 左隻 狩野益信画 泉涌寺蔵
純粋に美術品として楽しめる作品のほうが、印象に残りました。
天下の徳川将軍家にまつわる品々だからでしょうか。
全体的にゴールドが多かったです。
ゴージャスな気分になれる展覧会でした。
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徳川の城~天守と御殿~
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