現在、埼玉県立歴史と民俗の博物館では、
“戦国図鑑-Cool Basara Style-” という特別展が開催されています。
こちらは、あのカプコンの人気ゲームシリーズ・・・
戦国BASARA4 皇/カプコン
『戦国BASARA』 とコラボレーションした展覧会です。
それだけに、館内のあちこちに 『戦国BASARA』 関連の品々が!
公立の、歴史系の博物館とは思えないハジけっぷりに、
敵ながらアッパレ (←埼玉は千葉にとっての永遠のライバル) と思わされました。
展覧会は、「戦国BASARA 墨絵で見る皇の世界」 という特設コーナーからスタートします。
こちらは、先日発売されたばかりの 『戦国BASARA4 皇』 に登場する武将の世界観を、
国内外で活躍する墨絵アーティスト・西元祐貴さんが表現した墨絵の原画約30点を一堂に展示したコーナー。
西元さんの墨絵のスタイリッシュさは、十分に伝わってきましたが、
そもそもゲームをやっていないので、描かれている内容に関しては、なんとなくしかわかりませんでした。
徳川家康 (左) がタヌキで、本田忠勝 (右) がトンボというのは、まぁ、わかります。
でも、後藤又兵衛は、なぜティラノサウルスなのか。
う~ん。謎です。
(今度、ヒマが出来たらゲームをやってみます)
さてさて、ここまでは、単なる 『戦国BASARA』 の展覧会 (←?) ですが。
展示のメインとなるのは、戦国時代を中心に中世から近世までの実際に使われた武具や甲冑です。
ポスターも 『戦国BASARA』 がメインビジュアルなので、
『戦国BASARA』 ファンを釣るために企画した、
歴史系の展覧会としては、たいしたことのない内容なのかと思いきや。
上杉景勝所用の 《伊予札萌黄糸綴両引合胴具足》 や、
重要文化財に指定されている伊達政宗所用の 《太刀 銘 備前国住人雲次》 など、
貴重な武具や甲冑の数々が展示されており、普通にちゃんとした (?) 展覧会でした。
そこは、公立の、歴史系の博物館。
ハジけるところはハジけて、締めるところはしっかりと締めていました。
圧巻だったのは、変わり兜の一気展示。
帽子屋さんくらいの感覚 (?) で、変わり兜がズラリと並べられていました。
《鉄錆地唐人笠形兜》 も、なかなか変わっていましたが。
イチオシは 《象鼻形兜》 。
一体どんなセンスの人間が、こんな兜をかぶっていたのでしょうか。。。
ただ、それ以上にセンスを疑ったのが、《三宝荒神形兜》 という兜。
インパクトのある顔が3面についています。
しかも、ベロは出し入れ可能なのだとか (←何そのギミック!)
ちなみに、こちらの 《三宝荒神形兜》 は、あの上杉謙信所用の兜なのだとか。
このセンスは無いわぁ。。。
そうそう。
展覧会のラストには、鎧武者をモチーフにした作品を発表し続けるアーティスト・野口哲哉さんの作品も。
見応えたっぷりの展覧会でした。
巡回はしないようなので、大宮まで足を運ぶ価値はあります。
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戦国図鑑-Cool Basara Style-
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