俺は、今、モーレツに腹が立っている!
美術展の期間に合わせてレストランが提供する限定メニューってあるだろ?
あれは、何で、フレンチだとか、スイーツだとか、
女が喜ぶメニューばっかりなんだ?!
漢 [おとこ] が、そんなこじゃれたものを、食ってられるか!
漢なら、ガッツリと丼が食いたいんだ。
展覧会の期間に合わせて、アートな丼を誰か作ってくれ!
何、作らないだと?
なら、俺が作るしかないじゃないかっ!
そう。これが、漢のアート丼だ!
なぜか隠れファンの多い、この漢のアート丼企画。
今回は、京都市美術館で “マグリット展” が開催されていることにちなんで、マグリット丼を作ります。
・・・・・と、その前に。
毎回記事の最後で、
「皆様からの “つくれぽ” もお待ちしています (笑)」
と結んでいるのに、一度も “つくれぽ” が送られてきたためしがありません。
隠れファンが多いにも関わらず!
きっと僕が紹介するレシピが面倒なのでしょう。
反省です。
そこで、マグリット丼を紹介する前に、
とっても簡単に作れるデュシャン丼をご紹介いたしましょう。
マルセル・デュシャンと言えば、「20世紀で最も影響力のあった作品」 に選ばれた 《泉》 で知られています。
市販の小便器を買ってきて、横向きに置き、サインを入れただけの作品に思えますが。
この作品をきっかけに、現代に繋がるコンセプトとしての芸術が生まれました。
言うなれば、現代アートの記念碑的作品といったところです。
それから着想を得たのが、デュシャン丼。
まず用意するのは、吉野屋で買ってきた牛丼です。
吉野屋でなくても、松屋やすき家の牛丼でも構いません。
なんなら、牛丼でなくても構いません。
それを丼に移し替えます。
普通に移し替えたら、ただの手抜き料理なので、横向きになるように移し替えます。
そして、 “自分の料理だ” ということをアピールするために、
ケチャップでサインをすれば完成です。 (ケチャップでなくてもマヨネーズなどでも可)
とっても簡単ですね。
味は想像の通り、吉野家の牛丼にケチャップが足された味です。
それ以下でも、それ以上でもありません。
さて、手軽に作れるデュシャン丼を紹介したところで、いよいよマグリット丼を作ります。
今回のメイン食材は、マグリットの作品に度々登場するアレとアレです。
マグリット:人の子 マグネット/MoMA STORE
マグリットの はてな? (おはなし名画をよむまえに・シリーズ)/博雅堂出版
そう、リンゴと鳥 (鶏肉) です。
まずは、それぞれを一口大に切りましょう。
先にリンゴを炒めます。
イイ感じに火が通ったら、鶏肉を投入。
マグリットが得意とするデペイズマンが、まさにフライパンの中で実現されています。
(デペイズマン・・・意外な組み合わせをおこなうことによって、受け手を驚かせ、途方にくれさせるシュルレアリスムの手法の1つ)
塩と胡椒を振り、蓋をして蒸し焼きにします。
3分ほど蒸し焼きにしたら、鶏肉をひっくり返して、さらに3分蒸し焼きしましょう。
余分な水分は、キッチンペーパーで吸い取り、醤油とみりんを大さじ1杯ずつ回し入れます。
さて、リンゴと鳥と同じくらいに、
マグリットがモチーフとして多用するのが葉っぱ。
《空気の平原》 のつもり
(注:マグリットは著作権が厳しいので、自身のイラストでイメージを伝えています)
そこで、マグリット丼にも葉っぱをプラス。
細かく刻んだものをフライパンに投入しましょう。
さぁ、あとはご飯に乗せれば完成です。
では、実食。
リンゴの丼というのが、一体どんなものなのか?
恐る恐る口へ運びます。
「ん~・・・ん♪ん・・・ん~?」
ミスマッチかなと思いきや、意外とリンゴと鶏肉が合っていました。
そして、シソがいいアクセントに。
と思ったら、リンゴとご飯が、イマイチ合いません。
全体的にシュールな味でした。
ためしに、ご飯を抜いて、リンゴと鶏肉だけで食べてみました。
「美味い♪」
・・・・・でも。
Ceci n'est pas une donburi. (これは丼ではない)
余談ですが。
今回、マグリット丼の食材は、イトーヨーカドーで揃えました。
実は、そこもこだわりの一つ。
なぜなら、僕にはイトーヨーカドーのロゴが、こう見えるからです。
皆様からの “つくれぽ” もお待ちしています (笑)
料理ブログではなく、あくまで美術ブログのランキングに、ご協力をお願いします。
美術展の期間に合わせてレストランが提供する限定メニューってあるだろ?
あれは、何で、フレンチだとか、スイーツだとか、
女が喜ぶメニューばっかりなんだ?!
漢 [おとこ] が、そんなこじゃれたものを、食ってられるか!
漢なら、ガッツリと丼が食いたいんだ。
展覧会の期間に合わせて、アートな丼を誰か作ってくれ!
何、作らないだと?
なら、俺が作るしかないじゃないかっ!
そう。これが、漢のアート丼だ!
なぜか隠れファンの多い、この漢のアート丼企画。
今回は、京都市美術館で “マグリット展” が開催されていることにちなんで、マグリット丼を作ります。
・・・・・と、その前に。
毎回記事の最後で、
「皆様からの “つくれぽ” もお待ちしています (笑)」
と結んでいるのに、一度も “つくれぽ” が送られてきたためしがありません。
隠れファンが多いにも関わらず!
きっと僕が紹介するレシピが面倒なのでしょう。
反省です。
そこで、マグリット丼を紹介する前に、
とっても簡単に作れるデュシャン丼をご紹介いたしましょう。
マルセル・デュシャンと言えば、「20世紀で最も影響力のあった作品」 に選ばれた 《泉》 で知られています。
市販の小便器を買ってきて、横向きに置き、サインを入れただけの作品に思えますが。
この作品をきっかけに、現代に繋がるコンセプトとしての芸術が生まれました。
言うなれば、現代アートの記念碑的作品といったところです。
それから着想を得たのが、デュシャン丼。
まず用意するのは、吉野屋で買ってきた牛丼です。
吉野屋でなくても、松屋やすき家の牛丼でも構いません。
なんなら、牛丼でなくても構いません。
それを丼に移し替えます。
普通に移し替えたら、ただの手抜き料理なので、横向きになるように移し替えます。
そして、 “自分の料理だ” ということをアピールするために、
ケチャップでサインをすれば完成です。 (ケチャップでなくてもマヨネーズなどでも可)
とっても簡単ですね。
味は想像の通り、吉野家の牛丼にケチャップが足された味です。
それ以下でも、それ以上でもありません。
さて、手軽に作れるデュシャン丼を紹介したところで、いよいよマグリット丼を作ります。
今回のメイン食材は、マグリットの作品に度々登場するアレとアレです。
マグリット:人の子 マグネット/MoMA STORE
マグリットの はてな? (おはなし名画をよむまえに・シリーズ)/博雅堂出版
そう、リンゴと鳥 (鶏肉) です。
まずは、それぞれを一口大に切りましょう。
先にリンゴを炒めます。
イイ感じに火が通ったら、鶏肉を投入。
マグリットが得意とするデペイズマンが、まさにフライパンの中で実現されています。
(デペイズマン・・・意外な組み合わせをおこなうことによって、受け手を驚かせ、途方にくれさせるシュルレアリスムの手法の1つ)
塩と胡椒を振り、蓋をして蒸し焼きにします。
3分ほど蒸し焼きにしたら、鶏肉をひっくり返して、さらに3分蒸し焼きしましょう。
余分な水分は、キッチンペーパーで吸い取り、醤油とみりんを大さじ1杯ずつ回し入れます。
さて、リンゴと鳥と同じくらいに、
マグリットがモチーフとして多用するのが葉っぱ。
《空気の平原》 のつもり
(注:マグリットは著作権が厳しいので、自身のイラストでイメージを伝えています)
そこで、マグリット丼にも葉っぱをプラス。
細かく刻んだものをフライパンに投入しましょう。
さぁ、あとはご飯に乗せれば完成です。
では、実食。
リンゴの丼というのが、一体どんなものなのか?
恐る恐る口へ運びます。
「ん~・・・ん♪ん・・・ん~?」
ミスマッチかなと思いきや、意外とリンゴと鶏肉が合っていました。
そして、シソがいいアクセントに。
と思ったら、リンゴとご飯が、イマイチ合いません。
全体的にシュールな味でした。
ためしに、ご飯を抜いて、リンゴと鶏肉だけで食べてみました。
「美味い♪」
・・・・・でも。
Ceci n'est pas une donburi. (これは丼ではない)
余談ですが。
今回、マグリット丼の食材は、イトーヨーカドーで揃えました。
実は、そこもこだわりの一つ。
なぜなら、僕にはイトーヨーカドーのロゴが、こう見えるからです。
皆様からの “つくれぽ” もお待ちしています (笑)
料理ブログではなく、あくまで美術ブログのランキングに、ご協力をお願いします。