絵巻を愉しむ―《をくり》絵巻を中心に
皇居東御苑内にある三の丸尚蔵館へ行ってきました。こちらは、国に寄贈された皇室に代々受け継がれた絵画や書などの美術品を保存・展示する博物館です。しかも、嬉しいことに無料!ただし、小さな展示スペースなので、展示できる作品数が限られています。それだけが難点なのですが、コレクションの質の高さは、もちろん折り紙つき。狩野永徳のあの 《唐獅子図屏風》 も、伊藤若冲のあの 《動植綵絵》...
View Article剣豪 宮本武蔵の水墨画
羽田空港の第2旅客ターミナル内にあるディスカバリーミュージアムでは、現在、“剣豪 宮本武蔵の水墨画” という展覧会が開催されています。あの宮本武蔵が描いたとされる 《面壁達磨》 や、(注:展示は前期 [8/23]までとなっています)《芦雁図》 といった水墨画の数々が、(注:展示は前期...
View Articleこども+おとな工芸館 ピカ☆ボコ
東京国立近代美術館工芸館で開催中の “こども+おとな工芸館 ピカ☆ボコ” に行ってきました。こちらは、東京国立近代美術館工芸館が所蔵する工芸品の数々を、「ピカピカ」 や 「ボコボコ」...
View Articleキュッパのびじゅつかん―みつめて、あつめて、しらべて、ならべて
東京都美術館で開催中の “キュッパのびじゅつかん―みつめて、あつめて、しらべて、ならべて” に行ってきました。こちらは、物集めが大好きな丸太の男の子・キュッパを主人公にしたノルウェーの絵本、キュッパのはくぶつかん (福音館の単行本)/福音館書店『キュッパのはくぶつかん』 をテーマにした展覧会です。・・・と言っても、夏休みに開催されがち (?)...
View Article新・無料で観れる 美術百選 《大宮タカシマヤ(埼玉県さいたま市)》
JR大宮駅のすぐそばにある大宮タカシマヤへ行ってきました。なんでも、こちらに60年代を代表するアメリカのアーティストの壁画があるのだそうな。・・・・・・・って、すぐ見つかりました。間違いなく、コレですね。さて、作者は誰でしょう?わざわざ僕が問わずとも、大宮タカシマヤからも同じ質問が投げかけられていました。...
View ArticleWalk Through the Crystal Universe
ポーラ ミュージアム アネックスで開催中の・・・“teamLab Exhibition, Walk Through the Crystal Universe” に行ってきました。こちらは、国内外から熱い注目を集めているウルトラテクノロジスト集団・チームラボの新作展です。新作展とは言っても、発表されているのは、《Crystal Universe》 の1作品のみ。なんでも、チームラボ独自の技術...
View Articleもしも『北斎漫画』でLINEスタンプを作ったら・・・
今、副業として、LINEのスタンプ販売が注目を浴びているそうです。人気のあるLINEスタンプを制作すれば、一攫千金も夢じゃないのだとか。・・・・・しかし、残念ながら、自分には絵心がありません。一攫千金は夢のまた夢。そう諦めかけた瞬間です。たまたま訪れた展覧会で、『北斎漫画』...
View Articleスポコン展!
“水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展”、 “50周年記念 タツノコプロテン”、 “エヴァンゲリオン展” と・・・。すっかり松屋銀座の夏の恒例イベントとなった、日本を代表するブックデザイナー・祖父江慎さんが会場デザインを手がけるアニメの展覧会。今年も、松屋銀座で開催されています。今年は、 “スポコン展!” 。正確には、“あしたのジョー+エースをねらえ!+アタックNo.1+巨人の星=スポコン展!”...
View Articleファッション・イラストレーター 森本美由紀展
現在、弥生美術館では、“ファッション・イラストレーター 森本美由紀展” が開催中。こちらは、2013年に54歳の若さで急逝したファッション・イラストレーター森本美由紀の展覧会です。80年代から近年まで、雑誌 『Olive』 『25ans』 『VOGUE』...
View Article6杯目 これが、マグリット丼だ!
俺は、今、モーレツに腹が立っている!美術展の期間に合わせてレストランが提供する限定メニューってあるだろ?あれは、何で、フレンチだとか、スイーツだとか、女が喜ぶメニューばっかりなんだ?!漢 [おとこ]...
View Articleアール・デコの邸宅美術館
2015年7月。東京都庭園美術館の本館として親しまれる旧朝香宮邸が重要文化財に指定されました。おめでとうございます!そんな重要文化財指定ホヤホヤの東京都庭園美術館では、9月23日まで、“アール・デコの邸宅美術館” という展覧会が開催中。こちらは、「建築をみる2015」 と 「ART DECO COLLECTORS」 の2つの企画によって構成される展覧会です。「建築をみる2015」...
View Article引込線 2015
埼玉県所沢市にやってきました。何の変哲もない・・・もっと言えば、アートと関係が無さそうな、この地で美術展が開催されています。その名も、“引込線 2015 美術作家と批評家による第五回自主企画展” 。所沢市に在住する数名のアーティストを発起人とした美術展です。もともとは、“所沢ビエンナーレ 引込線” として2年に1度のペースで実施されていたようで。前回の2013年展から、“引込線”...
View Articleアーティスト・ファイル2015 隣の部屋――日本と韓国の作家たち
現在、国立新美術館では、2年ぶり6度目となる “アーティスト・ファイル” が開催されています。今最も新鮮で充実した活動を行っている現代美術家を、個展の集合体の形で紹介するというコンセプトで2008年より開催されている展覧会です。これまでは、 “現代の作家たち” というサブタイトルでしたが、今年2015年のサブタイトルは、“隣の部屋――日本と韓国の作家たち”...
View Article箱根で琳派 大公開
今年2015年は、琳派400年の節目の年。それを記念して、琳派のお膝元・京都では、「琳派400年記念祭」 と銘打って、大々的なキャンペーンが開催されています。いよいよ、来月には、京都国立博物館にて、史上最大の琳派展が開催!まさに、琳派のパーフェクトイヤーです。そんな中、岡田和生氏が尾形光琳の 《雪松群禽図屏風》 との出合ったことがきっかけで・・・ 尾形光琳 《雪松群禽図屏風》 江戸時代...
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