1年ぶりのホキ美術館。
(前回のレポートの様子は、こちら)
現在は、開館1周年記念として、
“存在の美―まなざし・微笑み・憂い展” が開催中です。
こちらは、今なお増え続けているというホキ美術館の写実コレクションの中から、
『人物』 を描いた写実画を約60点ほど紹介している美術展。
そのうちの14点は、描き下ろしとのこと。
まさに、開館1周年記念に相応しい豪華な内容です。
どの写実絵画も、
「(゚д゚)ウマー」
の一言に尽きるのですが。
(あまりに巧く、それ以外の感想が見つからないw)
あえて、今回のコレクションの中で、
マイベスト作品を1点だけ選ぶとするならば、
石黒賢一郎さんの 《存在の在処》 という一枚。
先生がよく着る (?) スウェットのくたくた感や、
教室の壁紙が剥がれた感じの再現も、もちろんスゴいのですが。
何よりも感動するのが、黒板の表現。
黒板の質感、チョークの質感、
チョークの文字が消し切れていない感じの再現、どこをとっても、本物の黒板にしか見えません。
絶対に触っちゃダメですが、
たぶん、この黒板をこすったら、チョークの文字が消えてしまうのでは?
そう思わせるほどのハイパー写実絵画です。
それと、もう1つ。
同じく、石黒さんの作品で、タイトルがとっても気になったものが。
その名も、 《真○○・マ○・イ○○○○○○》。
伏せ字にも、ほどがある (笑) !
これ以外にも、もちろん感動ど驚きを同時に味わえる写実絵画にたくさん出会えます。
都心からは離れていますが、一度は訪れる価値アリ。
こんな素敵な美術館を、
わが故郷・千葉県に作ってくれた保木館長に、感謝です。
・・・あ、言っておきますが、こちらは、写真ではありません。
こちらも、写実絵画。
島村信之さんによる新作 《保木館長》 です。
今回出展されている作品のうちの一つです。
写実絵画が好きで、写実絵画専門の美術館を作り、
最終的には、大好きな写実絵画の中に閉じ込められた保木館長。
(メトロポリタン美術館?)
ちょっとしたホラーですね。
(↑考えすぎ)
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存在の美―まなざし・微笑み・憂い展
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