根津美術館の新年一発目となる展覧会は、“松竹梅 新年を寿ぐ吉祥のデザイン” です。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
テーマは、もちろんタイトルにあるように 『松・竹・梅』 。
おめでたい 『松・竹・梅』 をモチーフにした、おめでたい絵画や着物、器の数々が紹介されています。
絵画に関しては、松竹梅がセットで描かれたものは少なく、基本的には単体で描かれていましたが。
着物や器に関しては、松竹梅がセットでデザインに取り込まれているものが多かったです。
《染付色絵松竹梅文皿》 日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
《白地松竹梅鶴亀文小袖》 日本・江戸時代 19世紀 根津美術館蔵
・・・・・と、そこで気になったのですが、
鰻屋や寿司屋で見られるような松・竹・梅のヒエラルキーは、
江戸時代には存在してなかったのかもしれませんね。
図柄を観るに、松と竹と梅が同列に扱われている気がします。
一体いつから、松と竹と梅に格差 (?) が生まれてしまったのか、非常に気になってしまいました。
それはともかくとしまして。
今回出展されていた作品の中で、もっとも印象に残ったのが、《風竹図》 という作品。
徳川家慶筆 《風竹図》
紙本墨画 日本・江戸時代 天保12年(1841) 根津美術館蔵
特別上手というわけではないのですが、なんともいえない風格を感じました。
そして、他の作品よりも、素材が高級な感じがしました。
作者を観て、納得。
なんと徳川第12代将軍・徳川家慶でした。
それは風格があるし、素材が高級なはずです。
「これは!」 と思える作品こそなかったですが、
全体を通じて、寿ぐ気分になれる、新年一発目に相応しい展覧会でした。
ちなみに、展示室2では、華麗なる能装束の数々が、
展示室4では、根津美術館の新春恒例の 《百椿図》 (※) が公開されています。
(※江戸時代初頭の空前の椿ブームの際に制作された、2巻合わせて約24mなる超大作。100種類以上もの椿が描かれている)
伝狩野山楽筆 《百椿図》 2巻 紙本着色 日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
全館あげて、おめでたい感じになっていました。
盆と正月が一緒に来たようなおめでたさ。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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着物や器に関しては、松竹梅がセットでデザインに取り込まれているものが多かったです。
《染付色絵松竹梅文皿》 日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
《白地松竹梅鶴亀文小袖》 日本・江戸時代 19世紀 根津美術館蔵
・・・・・と、そこで気になったのですが、
鰻屋や寿司屋で見られるような松・竹・梅のヒエラルキーは、
江戸時代には存在してなかったのかもしれませんね。
図柄を観るに、松と竹と梅が同列に扱われている気がします。
一体いつから、松と竹と梅に格差 (?) が生まれてしまったのか、非常に気になってしまいました。
それはともかくとしまして。
今回出展されていた作品の中で、もっとも印象に残ったのが、《風竹図》 という作品。
徳川家慶筆 《風竹図》
紙本墨画 日本・江戸時代 天保12年(1841) 根津美術館蔵
特別上手というわけではないのですが、なんともいえない風格を感じました。
そして、他の作品よりも、素材が高級な感じがしました。
作者を観て、納得。
なんと徳川第12代将軍・徳川家慶でした。
それは風格があるし、素材が高級なはずです。
「これは!」 と思える作品こそなかったですが、
全体を通じて、寿ぐ気分になれる、新年一発目に相応しい展覧会でした。
ちなみに、展示室2では、華麗なる能装束の数々が、
展示室4では、根津美術館の新春恒例の 《百椿図》 (※) が公開されています。
(※江戸時代初頭の空前の椿ブームの際に制作された、2巻合わせて約24mなる超大作。100種類以上もの椿が描かれている)
伝狩野山楽筆 《百椿図》 2巻 紙本着色 日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
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