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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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ライアン・マッギンレー BODY LOUD!

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アメリカの近現代美術を代表する美術館であるホイットニー美術館にて、
最年少 (25歳時) で個展が開催され、国内外から注目を集めている写真家ライアン・マッギンレー。
今もっともきてる写真家の一人です。

ライアン  ライアン・マッギンレー ©ryanmcginleystudios


そんなライアン・マッギンレーの日本での初個展が、
現在、東京オペラシティアートギャラリーで開催されています。
“ライアン・マッギンレー BODY LOUD!” は、7月10日まで。
星


彼の写真の特徴は、登場する人たちのほとんどが服を着ていないこと。
と言っても、いわゆるエロティックなヌード写真という感じではありません。
かといって、女性誌に登場するようなオシャレヌード写真という感じでもありません。

ジェイ  《Jacob (Red Blueberry)》 Cプリント 
2015 ©Ryan McGinley Courtesy the artist and Team Gallery, New York


ヌード  《Bald Eagle(Pink)》 C-print
2012 ©Ryan McGinley Courtesy the artist and Tomio Koyama Gallery



写真の被写体となっているのは、プロではなく、素人のモデル。
ライアン・マッギンレーは衣服を脱いだモデルが開放的になるまで、辛抱強く待ち続けるのだとか。
そして、彼女らがふと自我や羞恥心を忘れて思うままに行動する、
そんな “ありのままの姿 見せるのよ~” な一瞬を、写真に切り取るのだそうです。

ジェシカ  《Jessica & Anne Marie》 C-print
2012 ©Ryan McGinley Courtesy the artist and Tomio Koyama Gallery



なるほど。
会場で、たくさんのヌード写真に囲まれたのに、
全くイヤらしい気持ちにならなかった (←?) のには、そういう理由があったのですね。
ナチュラルで、原始的な印象。
『世界ウルルン滞在記』 のような番組で、
アフリカの部族の女性が裸で登場しても、特になんとも感じない、あの感覚に近いものがありました。


ちなみに、ライアン・マッギンレーのヌード写真の中には、開放的にもほどがあるものも。

ナチュラル  《Ivy (Bubbles)》 C-print
2015 ©Ryan McGinley Courtesy the artist and Team Gallery, New York



ナチュラルを通り越して、ネイチャー。
誰か状況説明を。




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